100分de名著 レヴィ・ストロース“野生の思考” 第3回「神話の論理へ」

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この番組のまとめ

民族学者 レヴィ=ストロースは現代社会にこそ 「野生の思考」が不可欠であると主張しました。 ♪~伊集院さん 前回は 日曜大工という意味の「ブリコラージュ」について指南役は 明治大学野生の科学研究所 所長の中沢新一さんです。 今回は ブリコラージュを使う「野生の思考」の具体例をいくつか話してみようと思います。 そういう価値転倒を起こさせてるために生命力が過剰している女性というものを舞台へスポットライトを浴びせるわけでしょ。

まず サンタクロースが生まれた経緯を明らかにするためクリスマスの起源とされる 古代ローマやケルトの祭りを分析しました。 更に サンタクロースが子供に贈り物をするのは「冬は贈与の季節」という未開社会以来の 「野生の思考」が働いているのだと分析します。 アメリカの商業主義が入り込みクリスマスには 人々は デパートでプレゼントを買って交換しアメリカ風のサンタクロースが人気を集めたのです。

今 資本主義経済で…これ 世界中の考え方と同じでとにかく…これと資本主義が増殖第一と考えたこの経済システムが合体しちゃったのがこの クリスマスを中心にする冬の季節でもあった。 レヴィ=ストロースは現代のコンピューター社会にこそ「野生の思考」が不可欠だと言います。 現代の情報検索の専門家が知らず知らずのうちに駆使しているのは「野生の思考」に ほかなりません。