日曜美術館・選「“暮し”にかけた情熱 花森安治30年間の表紙画」

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この番組のまとめ

天才編集長と呼ばれた 花森安治。 花森らが創刊したその生活誌はやがて 100万部を誇る国民的人気雑誌となりました。 今日は 戦後の暮しを変えたと言われる雑誌の編集長を務めた花森安治の作品を紹介します。 ほんとに暮しに密着した雑誌でその表紙は 女性や主婦にとってほんとに特別な存在でしたけれども改めて 作品 見てもなんと すてきな作品かと。

さあ 今日は そんな花森の作品を一緒に堪能して頂くのはプロダクトデザイナーの深澤直人さんです。 それが 何かフライパンであったり鍋であったりああいった廃材とか既存のものを使って椅子を作ろうっていうような活動は我々のデザインの世界では 結構あったりもするんですけどもそういう中で あれは 単にそこにあった材料で作ればできますよって事を言ってるんではなくて私が見ると すごくデザインが美しいと思うんですよ。

花森は 表紙の締め切りが迫ると一人 編集長室に籠もりました。 1950年代後半 花森は表紙の表現を大きく変えます。 色とりどりの果物や野菜などが整然と並ぶ レイアウト。 ものを 俯瞰から捉える構図も花森が好んだレイアウトです。 花森が 表紙を写真に変えた1950年代後半。 高度経済成長時代の到来です。 そんな中 表紙の写真と共に花森が力を入れた連載企画があります。 撮ってきた写真を見た花森は突然 怒りだしました。 花森の思いは表紙の写真にも通じると小榑さんは言います。

花森さんが女性が暮しの中心にあってそして 幸福や平和の象徴なんだっていうのをどこに 一体あるんだろうという事を突き詰めてた結果がこういう絵になるっていう事はなかなか想像つかないですけどもすばらしいなとやっぱり思いますね。