100分de名著 レヴィ・ストロース“野生の思考” 第4回

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この番組のまとめ

レヴィ=ストロースは 日本滞在中 東京や大阪など大都市だけでなく農村や漁村の人々 伝統産業で働く職人たちの世界に触れる事を北陸 関西 沖縄などの地方都市でフィールドワークを行い多くの職人たちの働き方を調査したのです。

レヴィ=ストロースは 日本人と自然との関わり方に注目し日本人は……と考えます。 レヴィ=ストロースは 日本人は自然と人間を分割する事なく仲間のように感じながら 文化を築いてきたと結論づけるのです。 この自然の人間化の過程を通じて自然は 人間に単純に敵対するものではなくて兄弟同士に近い関係があってだから ある時は自然を立てるし人間を立てなきゃいけない時は人間を立ててくれよっていう対応をして そうやって長い事自然を造形してきてる。

例えば 刺身は自然の素材を切っただけで調理せず そのままの状態で並べていますが素材を分割して レイアウトするディヴィジョニズムが日本の料理を美しくしていると言うのです。 更に レヴィ=ストロースは日本料理の食材が並ぶ市場にもこのディヴィジョニズムが働いている事に気付きます。