日本の話芸 柳家さん喬 落語「笠碁」

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この番組のまとめ

相手の敵陣に入るってえと裏になって成金ってえんだ」なんてねそんな事を教えてもらって「ああ そうか。 傍目八目 碁などもそうでどう見ててもよく分かりませんがそのうちに「こっちが勝ちだな」なんてね碁でも将棋でも 今はもうゲームとしてやりますからそんな事はないんでございましょうがねただ 何かものに夢中になってしまうと肝心な事を忘れてしまうよ。 倅が 判を持ったまま大坂行っちまって銀行からお金下ろす事ができない。 七草には帰ってくるがそれまで 200円用立てちゃくれないか』ってお前さん そう言ったんだ」。

だけどさ 『どうしたい?具合でも悪いのか』って顔出しゃそりゃ 嫌みな事になるだろう。 『どうしたよ? 具合でも悪かったのか 心配したじゃないか』。 だから 待て?「お前も強情だね」。 「強情だよ。 私は 子どもの時分から強情で通ってるんだ」。 「お前みたいなやつとはな金輪際 碁は打たない」。 いいか? 小僧さんなんぞ使いによこすんじゃねえぞ」。 「誰が小僧なんか使い やるもんか!いいから 帰れ!」。 はなのうちはお孫さんの手を引いて浅草 上野と 物見遊山に見物を歩いておりました。

雑巾とバケツ こっち 持っといで。 いいかい? 手間を惜しむと二度でも三度でも余計な事やらなくちゃいけない。 番頭さんお前さん そのね 外へ向かって大きなあくびするんじゃないよ。 番頭さん あくびは よしなさい。 『碁会所でもいらしたらどうです』?碁会所? 何 言ってんだい。 碁会所なんか行ったって相手がいないよ。 えっ 何? 『美濃屋呼びにやりましょうか』?」。 美濃屋も美濃屋だよ。 『碁会所』? バカな事言うな。 あいつは 碁会所なんかで打てる碁じゃないよ。 見たかい? 番頭さん今のあいつ。