ケンブリッジ大学のダニエル・ウォルパートはロボットが 人間と肩を並べる存在となるためには 人間と同じように動作を学習しなければならないと考えています。 イギリスで人気のあるスポーツ クリケットをロボットにやらせるとしたらどうなるでしょうか?今 ボールを打ち返したのは簡単そうに見えますが脳内で起きた事は驚くほど複雑です。 複雑な知能を獲得するのでしょうか?ロボット開発に取り組む2人の科学者ジョッシュ・ボンガードとホッド・リプソンはその答えを知りたいと思っています。
しかし ある科学者によればロボットが本当に意識を持つためにもう一つ欠かせないものがあります。 意識とは何か?人間が 他の生物やロボットと違う最大の理由である事は明らかです。 では ロボットが意識を持つのに必要なものは?ハイコネンは 幼い頃 意識を持つとはどういう事かについて深く考えました。 ハイコネンは 成長するにつれて「この頭の中に 自分がいる」という意識を持つのは周囲の人や物に対して自分が感情的に反応した時だと気がつきました。
この簡単な実験はロボットが ある物体に対して特定のイメージと感情を持つ事を証明したと言えます。 ロボットが そこまで進化したら人間が気付いていないような事に気付いたとしても不思議はありません。 古代ギリシャの数学者 アルキメデスが叫んだとされる言葉で「発見した」という意味です。 ユーレカに まず無作為に選んだ方程式をたくさん与え二重振り子の動きに どれくらい適合しているかをチェックさせます。 カオスにしか見えない現象のデータを集め ユーレカに入力する事でこのような方程式を導き出す事ができたんです。
では ロボットが協力し合ったら何が起きるのでしょうか?私たち人間の日常生活も「協力」によって成り立っています。 クラウド ロボティクスはロボット同士が 知識や情報を共有し合うネットワークです。 しかし 未来のロボットはあらゆる情報をクラウドから ダウンロードして僅かな時間で身につける事ができそうです。 しかも ロボット同士の協力には発展の足かせとなる人間特有の身勝手さや 感情的ないさかいなどが ありません。
ロボット同士の間に 人間と同じような豊かなコミュニケーションシステムを作り上げる事が可能になるでしょう。 やがて ロボットは人間をのけ者にしてロボット同士でしか分からない言語で話すようになるのでしょうか?ロボットは人間を超え 最悪の場合人間の生存を脅かす事になるのでしょうか?ある日本の科学者は ロボットと人間は敵対するものではなくむしろ 両者は融合し合う事になると考えています。 しかし 次に地球の主役となるのは人間でも機械でもなく通称 「HAL」と呼ばれるロボットスーツです。