こころの時代~宗教・人生〜▽この命を未来へつなぐ〜阪神・淡路大震災から22年

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この番組のまとめ

西宮市で被災した西福寺。 住職の豊原大成さんは 当時京都の西本願寺に勤めていたため難を逃れましたがかように思うわけであります。 その… ふっと思いつきまして電話番号 覚えてるお寺さん全部ではありませんが電話番号 覚えているところ。 「西福寺さん…」私のとこは どうですかとあちら 尋ねて下さったので「いや ちょっと連絡がつかないんです」と。 「なら 私 今から行きます」とおっしゃったのでそれから20~30分して「今 駅前の公衆電話からかけてるんですけどもお寺が大変な事になってる」と。

というのが 親鸞聖人なんかの…。 親鸞聖人さんも 「念仏を唱えよ」という教えをされていますね。 私どもの親鸞聖人の教えっていうのはこの世の命が終わった時に仏の力によって仏の国へ生まれさせてもらえると。 ところが その仏になったそのまま じっと仏の国 つまり極楽世界で身を安住してるんじゃなしにあとに残った人たちの心にまたかえってきてその人たちを念仏の世界へ導くというあとに続くものは先を弔え。 清らかな世界であって「諸上善人倶会一処」っていうのは共にひとところに会うと。

それは どういう意味なんですか?「触」というのは「接触する」の触ですね。 豊原さんを周りでご覧になってる方がですね震災の前と後とで豊原大成さん 変わったよとおっしゃってるんだそうですね。 豊原さんは随分厳しいご住職だった?まあ そうかもしれませんね。 それを表現すれば諸行無常という事になるんじゃないかと思うんです。 諸行無常…。 何億年前からそれが ずっと続いてるんですね。

震災で亡くなった真利さんの事が豊原さんの夢の中に出てきたんですか?実は 今でも月に1回か2回ぐらいは娘の夢を見るんですがあのころは毎晩ね夢を見ると そこに父が出てきたり 家内が出てきたりするんですけども夢全体の90%ぐらい娘の事です。 ちょっと私の後ろに今あるんですけれどもこれは どなたが贈られたものなんですか?これはね 私の先生大学時代の仏教学の主任教授。 これはもう世界的に有名な先生だったんですけれども。 いわゆる仏教学の先生ですね。

先生 勉強済ましてから午前3時か4時ごろでしょうか寝室へ帰っていかれたら どうも奥さんのご様子がおかしいと。 先生 なんか人が考えないような事をぱっと考えられる方でもありましたんで自分の心境を 今 寂しくって寂しくってしょうがないという事を「忍」という字 一字だけ特に大きく書いておられるかと思いますね。 豊原さんは 震災後より多くの人に仏の教えを知ってもらおうと精力的に執筆活動を続けてきました。 あの時より前は人間の善意っていうのはどこまであるかと思ってましたけども無縁社会だと言われるようになりました。