それでは今日のゲスト ご紹介致します。 昨年は 主演映画の「淵に立つ」がカンヌ映画祭で受賞。 運命に抗う部分も運命だというギリシャ悲劇が出てると思いましたね。 私はですね 高校時代の古文の先生が とてもユニークな先生で作歌もしてらしたんですけれども「万葉集」の「茜さす紫野行き標野行き…」あの歌も 教科書に書いているから硬いものではなくてとても色っぽい やわらかいものなんだという事を教えて頂いてそれがとても面白いものなんだろうなという印象が残ってますね。
なかなかのすばらしい表現だなと思って筒井さん 役者さんっていうのも台本もらってそこにね 自分のせりふがあるわけですけれどもそれを やっぱり役者さんが演じなければ発しなければ ただの台本に書かれた言葉ですよね。 私たちの時代レコードって ほんとに画期的で何で こっから 音が出てくるんだろう なんですけれどもこれを聴いた途端に先ほどの話じゃないですけど音楽って 言葉だと私は今 思ってるんでリズムと音たちが ものすごく言葉のように聞こえて私の世界は変わりましたというのを詠んでみました。
でも 牧水の歌は そうでなくて相手に 直接迫っていく塚本邦雄さんというね戦後の代表的な歌人が牧水の口説きの歌はすばらしいと言ってね実際 いくつか例を挙げてるんですけどもそのうちの一つが この歌ですね。 先日 カンヌに お立ちになった時にそれで作るというのはどうでしょうか?言葉は集めてみたんですけれどもちょうど気候も 5月のいい季節で天国にいるような気持ちだったんですけれども実際に上映されて 一緒に 観客の方たちと見たんですけれども拍手の…。