♪~30年前 日本を訪れ人々を熱狂させたイギリスのダイアナ妃。 大正時代の木版画です。 西洋画の技法を取り入れ見た事のない作品を次々生みました。 その驚きの木版画は一体どうやって生まれたのか?今回 残された版木をもとに知られざる吉田博の魅力をひもときます。 あのダイアナ妃が自ら購入して執務室に飾ってた作品だそうですよ。 これが 博が九州を旅行した時のスケッチブックですけれども博が見た風景を通して祖父を知ろうとしてきました。
しかし 洋画家の道はまだまだ狭くアメリカの美術館への紹介状を書いてくれたのです。 油絵の道具一式とテントや食料を背負ってしかしアメリカで評判だった風景画も日本ではあまり注目されませんでした。 木版画では 岩場の陰影はるか地平線まで見渡せる透明な空気を不思議な立体感で表現できました。
やっぱり木版画と出会ったからこそ吉田 博の蓄積されていた画力がドーンと花開いた部分が…。 こういう木版画を作ったのは吉田 博以外にはいませんから日本でも。 司さんが木版画の制作を行っています。 それから立体感とか 遠近感とか洋画の画法を 浮世絵の伝統のぼかしを使って表現していると。 ねずみ版と輪郭線で渦巻き一つ一つに薄い色のねずみ版を30回以上 摺り重ねて究極の木版画は完成に至っていました。