モーガン・フリーマン 時空を超えて「時間の正体は何なのか?」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

私たちは 空間的に動いていない場合でも時間的には前に動き続けています。 光の速度が不変ならその人の動くスピードによって時間や空間が変化するはずだと考えた 有名な物理学者がいます。 ビッグバンと宇宙の誕生を理解するうえで難しい問題は時間も ビッグバンと共に始まったのかどうかという点です。 私は 空間も時間も ビッグバンと共に生まれたのだと考えています。 つまり ビッグバン以前には空間も時間も存在しなかったという事です。 「時間は ビッグバンと共に始まった。

そこで私たちは時間の測定基準となる光をほんの一瞬 消し消した事に気付かれないまままた つける方法を発見しました。 時間の測定基準となる光を少しの間 消す事ができたら何が起きるのでしょうか?例えば ガエータが息子とテニスの試合で競り合っていたとします。 暗い部屋で目覚め今が何時なのか分からなかった経験はありますか?眠ってから 一体 何分あるいは 何時間たったのか。 睡眠中は 時間の感覚というものがありませんが宇宙も それと同じような経験をしているかもしれません。

宇宙が生まれる時 全てのエネルギーが一点に凝縮されていましたがそれが ビッグバンによって解放されました。 一体 何が時間の矢を動かしているのでしょうか?ビッグバンの時点では 全てが一点に凝縮されていたためエントロピーは これ以上ないほど低い状態でした。 それ以降 エネルギーが拡散してエントロピーは高くなる一方です。 しかし エネルギーが拡散しきったいわば 死んだ宇宙に突然 高密度のエネルギー空間が発生します。 宇宙は 小さく高密度でエントロピーが低いビッグバンの状態から始まります。

時間の中で起きている出来事を言葉で説明してみます。 彼は 時間という概念を使わずに量子理論を作り直そうとしていますが同時に 時間についての興味深い仮説も唱えています。 時間も同じ事だとロヴェリは言います。 もし 世界の全てをミクロレベルで正確に観察できたら時間という概念は意味を失うでしょう。 ロヴェリによれば 素粒子のようなミクロのレベルに立てば時間は存在しません。 しかし 私たちが感知できるもっと 巨大なレベルにおいては時間とは 自然現象を完全に把握できないからこそ生まれるもの。

因果集合は 新しい時空アトムの積み重ねによって進みます。 新しい時空アトムの誕生こそ私たちの知る「時間の経過」というものなのかもしれません。 ある実験の結果によって時間と宇宙に対する理解が大きく 変わってしまうかもしれないからです。 カリフォルニア大学の物理学者ハートム・ハフナーは「タイムリング」と呼ばれる実験を進めています。 もし タイムリングの実験が成功すれば空間だけでなく時間にも 量子ゆらぎが存在する事が証明されるはずです。