こころの時代~宗教・人生〜「心はいかにして生まれるのか―脳科学と仏教の共鳴」

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この番組のまとめ

脳外科医の浅野孝雄さん 73歳。 半世紀もの間 手術を通じてそんな中 浅野さんは大きな疑問にとらわれてきました。 物質として存在する脳がなぜ 心を生み出すのか?脳科学から 心とは何かを探究してきた浅野さん。 この日 浅野さんは 禅僧の藤田一照さんを訪ねました。 藤田さんは 東京大学で心理学や東洋医学を学んだあと何かを見ようとするとやりすぎてしまう。 脳… その 脳外科医としては人間の体の一部である 臓器と言ってもいいですかね。

ところが 脳外科医ってのは日常の…つまり ここを打てば こうなるとここを切れば こうなるという経験則の積み重ねだけで 脳外科医というものは出てきてますから浅野さんは 著書の中でブッダの心のとらえ方はで 先生 脳外科医として仏教の研究をされて具体的に言うと どういうところが古代の インドの思想 仏教の思想とそれから 最新の現代の最先端の脳科学の知見が舌は燃えている 心は燃えている。 人間の高次機能 つまり精神機能これをほとんど網羅してるんです。

だから これは自然の形成力というものも… その 自然にあるいは考えが起こったり自分の中で 意識の上に起こってくるわけですよ。 だから 結局 これを「無意識」と言いますけれどもその無意識の中から生じて意識に上がってくる人間の「ヴィ・ジュニャーナ」ですね。 「識」は「識」で勝手で 「行」は「行」で勝手っていうんでは非常に ダイナミックなものであってそして 全てを飲み込む大きな火になる事もあるしあるいは 薪がなくなれば消えてしまうものでもある。 自然の生成力 エネルギーそれから 動的なプロセスである。

それで 脳外科も 現代自然科学も一部ですがあくまで物理化学の言葉を使って脳を理解しようとするわけですね。 もちろん そのころは ぼんやりとしか理解してないわけですけどですから 私は 心の言葉は自分が持っている 自分の原風景というものをベースにして心を理解しようとして改めて 仏教の勉強をし始めたという事なんです。 一つ一つの神経細胞は独立していますが互いに電気信号を受け渡し作用を及ぼし合う事によってフリーマンは この回転に伴う脳全体のネットワークを……と呼びました。

この大域的アトラクターが形成されるまでに約0.5秒かかります。 だけれども この大域的アトラクターが成立しただけでは意識が伴わなければなりません。 大域的アトラクターが成立しただけではまだ 無意識の段階。 だから 次々に この大域的アトラクター 更新していってそのシフトの そのつなぎ目その時間に 大域的アトラクターの分節が出来るんですね 特別の次に シフトする時に。 0.5秒かけて出来上がった大域的アトラクター。

走り回ってる という感じなので本来の上虚下実の状態を実現こういう この座布団の上で実現してみようという一つの営みと考えていいと思いますね。 これは ある アメリカで参加したワークショップの先生が体の いろんなつながりの事を視覚的に伝えるために使ってて骨と関節で つながっている一つのシステムになっていてこれ 見たら分かりますように1か所が動くためには他が同時に こう 協調して動かないと 動かないわけですね。

この整えられてる状態脳が整ってるような状態というのはどういうふうに 先生だったらお考えになりますか?僕としては 「ハーモナイズド」。 コントロール レギュレイトって言うとどうしても こう…ある理想的な状態に持っていくみたいな こう外から 働きかけていくような他律的に というんですかね外から ある 整えられたコントロールされた状態に持っていくって なんか アグレッシブな感じがしてしまうんですね。 そして ブッダとしては情動 煩悩に流されずに理性的な判断で自分の行動を決めなさい。

電磁場の中でのエネルギーのいろいろなかたまりとか流れとか 変化とかそれは 物として現れているわけであってだから それが そういうものが自己組織性を有するという事は結局は その電磁場自体がもともと有する性質なんだろうとしか言いようがない。 ええ これだってですね全部 電磁場の空間の性質なんですよ。 そして 現在その宇宙でもですね宇宙空間自体が ブラックマターで…。