NHK俳句 題「野焼(のやき)」

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この番組のまとめ

そして 今日はゲストに女優の宮崎美子さんをお招きしました。 今日の兼題は「野焼」ですが正木さん 冒頭の句は?阿蘇の外輪山に荻岳っていう所があるんですね。 360度 眺望が開けていて阿蘇五岳 久住 祖母山 傾山ぐるっと見渡せるんです。 宮崎さん この阿蘇の野焼はご覧になった事ありますか?いえ 実際に目にした事ないんですよ。 今日は 宮崎さんにもその「野焼」で俳句を詠んできて頂きました。 命の誕生という非日常と野焼という非日常どちらか片方でも小さい子どもにはショックなのに深く うなずいていらっしゃいましたね。

まず 佐久平という地名をどんと出して最後は 「かな」で終わっていますから作者が何か言ってるのは「野焼は やがて霞」のところだけなんですね。 季重なりって 季語が2つ…「野焼」と「霞」っていうのが重なっているっていう意味。 臭覚で野焼っていうのがものすごく近く実感として感じられたのでいよいよ 一席 どちらでしょう?4番の北入はるかさんの句です。

この2つはセットになるべき言葉ですから「豚汁の大鍋」とか「大鍋の豚汁」のようにくっつけると印象がキュッと まとまるんです。 「何とかや」…で 最後「大野焼」って こう何か非常に こう す~っと まとまってあっ きれいに出来たって私なんか 思ってしまう…。 正木さん今日は どんな「野焼」の句をご紹介頂けるでしょうか?今日は 高浜虚子の句です。 野焼で小さな生き物が焼け死んでしまうという句はたくさん詠まれていて 今回も投句に とても多かったんですがこれほど非情なまでに即物的な表現は見た事がないんですよね。

だから…だから 私は思ったんですが宮崎さんが よければですけれどこれ いっその事「草の春」を生かして「野焼」の句である事を忘れたらどうかなと思うんですね。 で 私が思ったのは「日をめぐり風をめぐらせ」にしたらどうかな?そしたら 「草の春」というこの独特の宮崎さんの言葉が生きてくると思ったんですよ。 さて お二方は熊本出身で 高校も同じですがもう一つ 熊本についてのその江津湖というのは…こちらですね。 産土… やはり ふるさとのその風景っていうのは 言葉にもとてもよく出るもんだと私 思いますね。