日本の話芸 三遊亭歌之介 落語「子別れ」

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この番組のまとめ

♪~何か 間違った事を言いましたか?長男は 25歳で石川 遼君と同い年。 「親方 いるかい?親方 いるかい?」。 「いや 春早々 すまない 親方。 いや 今日 深川の木場でもって木口のいいのがあるってんだが日の暮れ方ぐれえには帰ってきますんで。 大変だな 親方も。 やっぱり なにかい?独身者ってのはそうやって 出かける時にはお隣のお婆さんに声をかけていかなくっちゃいけないかい?」。 「親方。 この間も 浅草の観音様へお詣り行った帰り饅頭屋の前 通りやした。

「おっ母さんが近所の人の着物を縫ったり洗い張りの仕事をして私を ちゃんと学校に上げてくれてんだい」。 「ええ?あっ こないだ 学校の遠足で動物園に行ったんだよ。 で 家へ帰ったらおっ母さんがね『今日は 動物園に行ったんだろ?何と 何と何 見てきた?』っつうから『象や虎に熊』っつったら『象や虎は呼び捨てにしてもいいけども熊だけは 呼び捨てにするんじゃないよ』」。 吉原の女も おん出しちまってなお父っつぁん 今 一生懸命仕事やってんだぃ」。

じゃあよぅあそこの鰻屋ん所で待ってろ。 だから 明日鰻屋で待ってろ。 な?おっ母さんの仕事手伝ってくんなきゃ困んだよ。 左の袖ん所 見てごらんテカテカ テカテカ 光らして。 「頼まれてないのかい?本当なんだね?」。 おっ母さん お前にそういう さもしい料簡になってもらいたくないから朝から晩まで 一生懸命仕事をしてんじゃないか。 三度のものを 一度にしたってお前に 不自由な思いさせた事あんのかい?どっから盗んだか言わないかい」。 「盗んだんじゃない 本当 私もらったの もらったの」。