NHK俳句 題「野焼(のやき)」

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この番組のまとめ

今日の兼題は「野焼」ですが正木さん 冒頭の句は?阿蘇の外輪山に荻岳っていう所があるんですね。 宮崎さん この阿蘇の野焼はご覧になった事ありますか?いえ 実際に目にした事ないんですよ。 正木さん 俳句の季語で言うとこの「野焼」 どんなものでしょう?害虫の駆除をしたりそれから 灰が肥料になってまず 1番です。 命の誕生という非日常と野焼という非日常どちらか片方でも小さい子どもにはショックなのに同じ日に2つもの出来事があって幼心に どれほどの印象が残ったのかなと思います。

臭覚で野焼っていうのがものすごく近く実感として感じられたのでこれが印象的でした。 ただ いまひとつ印象が散漫に感じるのはそれは なぜかというと「豚汁」と「大鍋」というセットの言葉が 一句の中で離れているからなんですね。 この2つはセットになるべき言葉ですから「豚汁の大鍋」とか「大鍋の豚汁」のようにくっつけると印象がキュッと まとまるんです。 「大鍋の豚汁 結いの大野焼」。

野焼で小さな生き物が焼け死んでしまうという句はたくさん詠まれていて 今回も投句に とても多かったんですがこれほど非情なまでに即物的な表現は見た事がないんですよね。 もう大昔からみんなで力を合わせて炎をコントロールしながら草原をよみがえらせてきた…この…さっきの末黒野になるあとに春が こう芽吹いてくるっていうそんな意味なんですが先生 いかがでしょうか?はい。 当たり前の言葉で言ってるのに見た事のないようなとても貫禄のある言葉だっていうのがまず 私の第一印象です。