例えば 銀河の衝突や巨大な星の爆発などは大きな重力波を生み出し その波が地球にも届いているはずです。 宇宙で 大きな現象が起きそこから生じた重力波が地球を通り過ぎると 検出器内部の空間に さざ波が立ちます。 しかし 技術改良を更に加えたとしても重力波が発見できる保証はありません。 改良された LIGOでも重力波が発見できなかったらきっと 泣きたくなるでしょう。 理論的には必ず存在するはずの重力波が見つからなければ自然は 私たちの想像以上に不思議で 奥深いものだと分かるからです。
ほとんどの物理学者はドラガン・ハジュコヴィッチは スイスにある素粒子物理学の研究所CERNで働く物理学者です。 彼は 祖国のモンテネグロにしばしば帰り古くからの友人たちと情報交換をしながら重力に関する 新たな理論作りに取り組んでいます。 何十億 掛ける 何十億 掛ける何十億とあらゆる物質の粒子が 反物質のパートナーと組んで ダンスをします。 ペアが誕生しては 消滅する度に物質が持つ重力は反物質が持つ 反重力によって打ち消されます。
アインシュタインの理論も量子力学の理論も実際に観察されている現象を完全には説明できないでいます。 理論物理学者のハーマン・ヴェリンデは重力について考え続けています。 しかし 量子力学はアインシュタインの理論では重力の成り立ちが説明できない事を示しています。 もし あなたが重力子だとすればあなたは ただじっと立っていて光子や重力子のように光の速度で動く素粒子はしかし 最近の物理学で提唱されているヴェリンデは 2つの説を結び付け「ツイスター・ホログラフィー」という説を展開しています。
物理学においても 人生においてもエントロピーは常に増大すなわち秩序から 無秩序に変化します。 熱せられた気球内部の空気はエントロピーを増大させようとして気球を外側 すなわち上へと押しやります。 浮力は自然界の基本的な力ではなく空気分子のエントロピーから発生したものです。 ある勇敢な宇宙探検家がブラックホールに飛び込んだとしたら事象の地平面を越えたとしても他の場所と全く変わらず何も気付きません。 私たちが知る 重力の法則は事象の地平面で崩壊しブラックホールの内部では 全く違う法則が働く可能性があるのです。