地球ドラマチック・選「誕生!超大型旅客機~開発の舞台裏〜」

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この番組のまとめ

アメリカのメーカーが圧倒的に優位な航空機市場でエアバスの当時の社長は自社の存在感を高めたいと思っていました。 当時 航空機産業をリードしていたのはその中には「ジャンボジェット」の愛称で知られる「ボーイング747」も含まれていました。 ジャンボジェットの製造でボーイングは ばく大な利益を得ました。 ジャンボジェットを超える「スーパージャンボ」は「747」よりも25%多くの乗客を運べます。 実現すれば 航空機産業に大きな変革を もたらすはずです。

エアバスの行く手に立ちはだかったのは航空機メーカーの最大手ボーイングでした。 「A380」の開発チームが最も頭を悩ませた課題は航空機の「重量」でした。 航空機のサイズを大きくすればそれ以上の割合で重量が増えていきます。 巨大な航空機を できるかぎり軽くする方法を見つける必要がありました。 調査の結果この素材は十分な強度があり航空機全体の重量を最大30%減らす事ができると分かりました。 後方乱気流は 航空機の重さと関係があります。

ピアソンは 自らプロジェクトに関わり実質的なリーダーとしてチームを駆り立てました。 翼はイギリスで胴体はドイツとフランスで尾翼はスペインで造られます。 1年3か月後シャンピオンは南フランスに船と大型トレーラーからなる輸送チームを集めました。 場所によって臨機応変に輸送方法を変える計画です。 これは世界で最も刺激的な新しい航空機でありヨーロッパ諸国の協力の たまものです。 完全な暗闇の中搭乗者全員が全体の半分の出口から90秒以内に脱出するテストです。

フランス ドイツ スペイン イギリスそして エアバスの中枢部。 スーパージャンボプロジェクトの開始からおよそ20年。 「A380」の主翼は旅客機として史上最大です。 「A380」は 航空会社の看板となるのに ふさわしい旅客機です。 カンタス航空32便が乗員乗客469人を乗せブレーキも半分しか機能しません。 安全に着陸するための最大重量を45トンオーバーした状態で着陸するしかありませんでした。 無事に着陸できるかどうかはデクレスピニー機長の操縦にかかっていました。