こころの時代~宗教・人生〜「人生の最期に寄り添って」

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この番組のまとめ

この日藤井さんが向かったのは1週間前 ホスピスに入院してきた患者のもとです失礼しま~す。 ですから例えば 病院だけでなくってというふうにアプローチされるんですか?一番分かりやすいのは淀川キリスト教病院も朝の礼拝と お昼も 聖書の放送を流してるんですね 各病室に。 基本的に一番多いのは各病棟の看護師であったり医師であったり スタッフの方からこの患者さんのところに行ってもらったらいいんじゃないかっていうふうな事があって連絡が入ってくるっていう事が大方のパターンですね。

あなたが一緒にいて下さるから」でも 多分 その方はご自分なりの堂々巡りの中できっと それを突き抜けるものがあったんでしょうね この言葉に。 それは いろんな抗不安薬とかお薬も使われたようですけれども全く それは効かずでそのうち だんだんと…その方はまあ 立ち上がったりできる方だったんですけれどもお部屋は いっぱい お見舞いのお花が飾られてましたしたくさん お友達からのメッセージが色紙になって張られたりとかって言い放ったんですね。

私 何も持ってるものがなくてこの聖書の言葉とか 神様の言葉に私自身も支えられているのでその時は 「ヨハネによる福音書」というところを読んだんですね。 地上で結ばれた絆っていうのが自分が天国に行ったとしても地上から離れたとしても神様が結んで下さった絆は途絶えないんだっていうそういうところでしょうね。 自分の存在がなくならないっていう事と子どもたちを見守っていけるっていう事を聞かれたその翌日に その顎の震えも止まったんですね。

敬虔なクリスチャンの両親に育てられ毎週日曜日には教会に通い自らも神への信仰を深めました藤井さんの信仰を揺るがす出来事が起きました関わりが なかったわけですよね。 で 私 親しい友達と いつも一緒に会社から帰っていく時に駐輪場の前を通って帰ってたんですがその亡くなられた方は 自転車で会社まで来られてたんですね。 クリスチャンではあったけれどもその信仰を自分は ほんとに生きてはいなかったなっていう事を すごく突きつけられた体験でした。

そうやって お姉さんの病気で看病に通われた経験がその後 チャプレンとして同じお部屋に入院してこられた方が入ってくるなり窓から飛び降りようとしたっていう方がいらっしゃったっていう事だったり姉は まあ リハビリをずっと してたんですけどもリハビリのお部屋に行くときっと あの方は会社でそういう体験でしたね。

その人自身が 意味があるのかないのか分からなくてもとにかくその命を生きていく中で神様が用意して下さった出会いとか 出来事とか自分の思いどおりにならない事に対してほんとに つらくなりますしこの患者さんはつかんでいたものがなかなか手放せないとおっしゃっていたのがどういうふうに変わられたんですか?また それを返していく中で感謝が生まれてくる中で…。

けれども やっぱりそういう体験はありましてその方59歳の男性の方でしたけれどもとても バリバリとお仕事をされてもう定年直前というところで胃がんになって ホスピスに入院してこられたんですね。