イヌから見た世界人間に対する思い。 その結果は驚くべきもので人間のイヌに対する見方を 大きく変えてしまうかもしれません。 しかし イヌが繁栄した最大の理由は人間との関係にあります。 ヒツジの出産時期になるとミルクの容器を運び更には 母親のいない子羊にミルクを与えます。 イヌに見えている世界と 人間に見えている世界は 異なります。 人間は３種類なのに対し イヌは２種類しか持っていません。 よし 行け！１匹で 人間１０人分くらいの力を発揮してくれます。
更に特徴を際立たせるために交配を続けた結果イヌ同士であれば 種類が違っても交尾する事はできますがセントバーナードと パグの大きさの違いは １０倍以上。 私たちの子犬は環境に慣れるのに一生懸命でイヌの舌先には 水の味を感じる特別な器官があります。 盲導犬になる資質があるかある程度なら簡単な観察で分かります。 調査によると右利きのイヌの方が盲導犬の試験に合格する確率が高いとされています。 反時計回り。
そんな日々を変えたのがエンダルという名の １歳のラブラドール・レトリーバーとの出会いでした。 エンダルは 介助犬として落第生でした。 エンダルは ２４時間アレンのそばに付き添い必要な事は 何でも手伝いました。 エンダルが 特に献身的な愛情を示したのがアレンが交通事故に遭った時でした。 エンダルは 私が息をできるように横たわらせ車椅子の下から 毛布を引っ張り出して体に掛けました。 エンダルはこの事で表彰されました。 エンダルが 最後に教えてくれたのは悲しみです。
盲導犬になるための訓練が本格的に始まりました。 基本的な動作ばかりですが盲導犬になるためにはどれも重要です。 盲導犬の訓練は次の段階に進みました。 オキシトシンと呼ばれる ホルモンが分泌され血圧が下がるからだと考えられています。 オキシトシンは 母親が赤ちゃんに授乳する時に分泌されるホルモンです。 なでられたイヌも 同じくオキシトシンが分泌され 血圧が下がります。 訓練所で 盲導犬になるための厳しい特訓を受けています。 これからは それをもとに盲導犬として必要な能力を発揮する事が求められます。