それは 炭素の同位体である炭素14を使った 年代測定法。 クジラなどの体内に蓄積した炭素14を調べる事で知られざる成長の過程が解き明かされようとしています。 科学の謎に迫り続ける炭素14その最前線です!炭素14って 年代測定では聞いた事あるんですけどほかにも いろんな活用法がありそうですね。 リビー博士が発見した炭素14年代測定法なんですが科学の歴史を大きく塗り替えたんですね。 で まず 最初にですね炭素14の特徴をおさらいしておきましょうか。
研究チームが目をつけたのは海中のオキアミなどに由来する有機物です。 オキアミが死ぬと脂肪酸という成分に分解され更に そこでポイントになったのが従来よりも はるかに精度の高い炭素14の分析装置。 今回の この脂肪酸を使った研究というのはどうやって可能になったんですか?これはですね…一つは…いろんな邪魔者がたくさん入っている泥なので目的のものだけをきれいに生成するという技術が必要なんですけどもこれは 共同研究者のJAMSTECの研究グループでうまく成功した事が大きいですね。
がんの治療や臨床試験を行う総合がんセンターです。 次世代バイオロギング?これは何ですか?そうですね…「次世代」とついているのは炭素14を使って やるという意味で次世代という事ですね。 炭素14を用いた バイオロギング。 でも このヒゲで どうやって行動範囲を知る事ができるのでしょうか?海面近くを流れる水は炭素14の濃度が高くなります。 その炭素14の濃度を色分けした地図がこちら。 そこでクジラヒゲの炭素14の濃度を調べればどの海を泳いで成長してきたのかが分かるのです。