♪~どのように育っていくのでしょうか?ジャイアントパンダが唯一生息する中国。 内陸部の四川省には3つのパンダ保護センターがあります。 センターでは日々 パンダを絶滅の危機から救うための保護活動が行われています。 飼育員たちの取り組みを通して知られざるパンダの生態に迫ります。 現在 野生のパンダは2,000頭以下。 碧峰峡の保護センターにはパンダ専用の出産施設と人工保育施設があります。 パンダは平均5か月の妊娠期間を経て陣痛の時を迎えます。
カンガルーなどの有袋類を除くとジャイアントパンダほど母親の体格に比べて小さな赤ん坊を産む哺乳動物はまれです。 人間が干渉しすぎると ミンミンが子育てを放棄してしまうおそれがあるからです。 パンダの母親からお乳をしぼり人工保育室にいる赤ちゃんに与えるのです。 人工保育されるパンダの赤ちゃんは皆この特製ミルクを飲んで育ちます。 保育室にいるミンミンの赤ちゃんはとても元気でいつでも母親のもとに戻れる状態です。 このままずっと近づいてこなければミンミンの育児放棄というおそれが現実のものとなります。
飼育員の計らいでシェンビンとゴンズーはいつも一緒に過ごしています。 食事中で母親の注意が行き届かない時木の上は子供たちの避難場所となります。 シェンビンは まだ 木登りよりゴンズーと じゃれる方が楽しいようです。 内気で引っ込み思案の子供たちシェンビンとゴンズーが性格や個性の異なるパンダ同士が幼いうちに共に過ごす事は他者について学ぶ良い機会となります。 シェンビンが 全く初めての場所を探検し始めました。 最初に行動を起こしたのはシェンビンです。 シェンビンが 更に近づきます。