SWITCHインタビュー 達人達(たち)「大友良英×稲葉俊郎」

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この番組のまとめ

あの音楽でも何でもそうなんですけど…「えっ これ何?」っていうのに出会う時が 多分 一番脳のアドレナリンがブワ~ッと出る時でそれは もう 最高に面白いので…ノイズ・ミュージック フリージャズ映画音楽の作曲。 東京大学 医学部付属病院の循環器内科で心臓のカテーテル治療をしている。 毎日 最前線の現場で人間の命と向き合いながら西洋医学や東洋医学の垣根を越えて芸術までも 治療に生かしていこうとしている。 稲葉は 勤務する大学病院の近くに住んでいる。

入れる?ワイヤーっていう最初に道路みたいなのを作ってワイヤー自体は 0.1ミリぐらいで髪の毛ぐらいなんですけど髪の毛ぐらいのワイヤーを心臓に持っていってそのレールに のせてこれを持っていって心臓の中でそれをギュッと広げるとこれだけが 心臓の血管の中に残るっていう事になるんです。 稲葉は東大病院に勤務するかたわら週1回 民間の病院で在宅医療に取り組んでいる。 それは 自分が一回も かわいそうだって思った事がなかったから 僕はかわいそうな人間なのかなって一日悩んだんですね。

そして 2011年3月11日東日本大震災が発生した。 東日本大震災の時に 先生って福島に入られた訳でしょう。 ただ その世界の中にいてやりたい事やってたんですけど福島出身だったので福島に行ってみてこれは半端な状況じゃないなっていうのを目の当たりにして僕 あの時点でもう50過ぎてますから誰かが作った世界じゃなくてこの世界を作った責任者の一人だってやっぱり思うと 3.11の地震自体は僕らの責任じゃなくて自然の営みだけど…大友は 震災のあと福島の母校で課外授業をした。

あ~ とにかく自分が謡うっていうのは全然できてないんだけど先生とか皆さんの謡を聴く度に…気持ち心の面では どうですか?何か変わった事ありますか?心ですか? でも…なかなか プリプリしなくなった。 お能なんかも 本当そうでとにかく立つっていう行為がで その 一番基礎となる根本的な事だけをとにかく やりなさいと。 その先生が あの民間医療の事に興味を持ったり常に 自分は何か はみ出し者みたいな。

大友は日本中 世界中を飛び回って音楽の壁をぶち破ろうとしている。 あの 僕から まず大友さんに聞きたいのは…ちっちゃい頃は音楽家になるなんてもう 夢にも思わないくらい…大友は 小学生の時 父の転勤で横浜から福島へ転校した。 よく あれ 見てるとそういう合唱団ってみんな すごいニコニコしてますよね。 そんな笑えるような気持ちじゃないよっていうのにニコニコしろって言われるのも嫌で多分 僕は ニコニコせずに下向いてたんだと思うんですよね。

で 飛び出しちゃったあとに高柳昌行さんとは関係修復の機会がなく 高柳さん亡くなっちゃうんですよ。 だけど 死なれちゃうとちょっと待って ちょっと待ってそういうつもりじゃないっていうぐらいでで だから 僕 その時の個人的に…高柳昌行さんがやろうとしてた事をそのまんま やろうとは僕 思ってないんです。 で 僕 その時に半分 冗談半分 ファンタジーみたいなものとして聞いてたんですけど今思うと やっぱ あれ本当だったんだろうなと思って。