この日は 福島市内の保育園に依頼されて子どもたちの散歩道の放射線を測定した。 屋根に降り積もった放射性物質を雨水が押し流し福島プロジェクトでは 必要があればその場で 住民の被ばくを軽減する手だてを講じる。 外の放射能 高い所は天から降ってきた放射能がそこに置いてあれば物にも くっつくけどこの部屋の中の放射線が高いっていうのは壁を突き破って放射線が入ってるだけでこの物に放射能がくっつくわけじゃないからそこに置いてある物は大丈夫なんです。
放射線防護学者 安斎育郎さんと原子力との関わりは本物の小型原子炉を展示するなどして原子力発電の売り込みに力を入れた。 コバルト60という強烈なガンマ線を出す放射性物質が東京大学の原子力施設にあってえぇ… 死ぬんです。 その目に映った日本の原子力開発は経済性を優先するあまり安全性をないがしろにしているように見えた。
画面左側 青い屋根の母屋の周辺の斜面に強い汚染が残っているのが問題だった。 しかし 農地周辺の斜面は除染対象から外されていた。 除染で放射能に汚染された土を取り除いたあとには村の真ん中にあった山を切り崩して その土を入れた。 福島プロジェクトのもとには最近 帰還困難区域に家を持つ人たちからの相談が増えている。 帰還困難区域は 著しく汚染され国によって当面は帰れないとされた地域。 小川さんの自宅周辺の放射線量は 今なお高い。
今野さんら 津島地区の住民が福島プロジェクトに調査を依頼した。 ここまできて 水がたまって滞留しては蒸発して今野さんらは今 地域を原発事故前の状態に戻すよう10分の1になるまでには100年かかると安斎さんは言う。 津島地区には獅子舞や田植踊りなど代々地域の人たちによって引き継がれてきた郷土芸能があった。 何度も言いますけどもその地域のそこにある地域住民の生活そのもの一切合財を奪ってしまうのが原発事故。