古典芸能への招待 歌舞伎「妹背山婦女庭訓 吉野川」

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この番組のまとめ

♪~中村吉右衛門 坂東玉三郎市川染五郎 尾上菊之助ほか豪華な顔ぶれで お楽しみ下さい。 去年九月に歌舞伎座で行われた秀山祭 九月大歌舞伎から「妹背山婦女庭訓 吉野川」です。 それでは「妹背山婦女庭訓 吉野川」最後まで ゆっくりとお楽しみ下さい。 かねてしたため 奥山の鹿の巻筆封じ文 恋し小石にくくり添え 祈願をこめて 打つつぶて からりと川へ落ち 滝津 波にせかれて流れゆく 久我之助 川に目をつけ重き君も入鹿という逆臣の水の勢いに敵対難き時世の習いそれと知って暫しのうち敵にしたがう父大判事殿の心善か。

清澄も一揖しはやかつし定高殿此の背山は 身が領分妹山は そこもとが御支配川向いの喧嘩とやら今日の役目の落居次第 と 眼尻くしゃつく入鹿様の御上意はお互に子供の身の上まぁ お前にはどうしょうと思召す。 押推い当てども得て勝手妹背をならぶる雛の日は嫁入りの吉日雛の御前で夫定めコレそなたの夫というは誰あろう入鹿大臣様じゃわいのう。 オオ 太宰の小貮が娘 雛鳥美人の聞え 叡聞に達し入内させよと 有難い勅定。

汝がせがれ 久我之助人知れぬ方へ落しやりしにきわまれば必定 汝らが方にかくまいあるべしとの難題。 と… 老いの悔みに清舟も親の慈悲心有難涙 ワッとひれ伏す親子の誠茨の絹の十二一重雛の姿も うらめしい。 あっというても自害して死ぬる心は知りながらそなたの死ぬること聞いたら思いおうた久我之助ともに自害召さりようも知れぬ。 一つに落つる三つ瀬川 焼刃すぐなる魂の 九寸五分取直し 腹にぐっと突き立つるコリャ 暫く引廻すな覚悟の切腹せくことない。