ETV特集「こんなはずじゃなかった 在宅医療 ベッドからの問いかけ」

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この番組のまとめ

♪~その活動は 「在宅医療」の先駆けとして全国に知れ渡りました。 それが 早川さんが目指した「在宅医療」です。 3年前に がんになり自ら作り上げた在宅医療に支えられ自宅で療養生活を送っています。 現役時代早川さんが心を砕いたのはこんにちは。 しかし 今 早川さんは自宅のベッドで自ら築いた「在宅医療」を見つめ直していました。 そしたら 先生 ちょっとお体の調子拝見していいですか?早川さんの病気は多発性骨髄腫という がん。 「在宅医療は天国」と長年 語ってきた早川さん。

谷口さんは かつての診療所職員と毎月のように訪ねてきます。 地域に 深く関わろうとする早川さんの医療は支持を集めていきました。 「医療にかかれず どうする事もできなかった人々が医療保護を獲得する事によって当座の難から脱し医療保護獲得の活動は急速に広がり診療所に…」白峯診療所やね。 「診療所において 月400件から500件の医療券 取り扱う…」。 早川さんは 今自ら切り開いた「在宅医療」を受ける立場になりました。

在宅医療の制度は整えられつつあります。 早川さんは 20年ほど前から講演会などで 「総合人間学」の必要を説くようになりました。 この大きな着想の原点はやはり 早川さんが西陣の診療所で追い求めた夢でした。 かつて 早川さんは西陣で行った活動を「出っ張り医療」「踏み込み看護」と呼びました。 しかし 西陣で築いたような医師と患者 家族の関係を早川さんの問題意識はここにありました。 在宅医療や介護保険の制度が整った今も実は これを相談する場がここやと僕は思って 出席してるんです。

二人が結婚したのは早川さんが診療所の所長になった1950年でした。 診療所の給料が出ず生活保護を受けなければならない時もありました。 在宅医療が脚光を浴び視察が相次いだ事もあります。 しかし この自宅で大切な時を過ごすほど逆に 在宅医療の限界もまた気になってきます。 「厚生労働省の動きひとつで天国が地獄になる。 家族や介護者 訪問医療の人たちの言葉ひとつで地獄が天国になる」。