三木 清の「人生論ノート」。 そこで 今月の名著は こちら三木 清の「人生論ノート」です。 近年 「人生論ノート」を現代にも必要な名著として読み直しを行っています。 高校生になった時に たまたま「人生論ノート」を手にしたら一番最初の章が「死について」なんです。 それでは まず「人生論ノート」の基本情報を見ていきたいと思います。 昭和13年から16年というねある種 平時ではない時代に書かれた「人生論」という事ですよね。 では 早速「人生論ノート」の中身をご覧下さい。
そういう事に 非常に警鐘を鳴らしていましたし幸福への要求が抹殺されていた時代だと三木は考えていたんです。 だから僕「人生論ノート」を読んでいたらね…会社のためとか組織のためという言葉の下で…ひょっとしたら 三木の時代より今の方があるかもしれないですね。 非常に優秀だった三木 清ですけれども逮捕されて大学を追われたからこそこの 学術論文ではない「人生論ノート」が生まれたとも言えるんですか?そのとおりですね。
でも 現代人は 成功と幸福を同じものだと見ているので自分が幸福であるとは思えなくなってしまってる。 「質的」な幸福本人にとってオリジナルな幸福は他の人が追随できないです。 これは どう解釈…?刹那的な幸福あるいは 偽りの幸福をコートを脱げるようにいつでも ためらう事なく脱ぎ捨てる事ができる人が本当に幸福なんだというふうに三木は考えている。