薬や入院治療を極力抑え患者と対話する事で症状を改善するというものです。 必要に応じて入院や薬物治療も行われますが治療に入る前には 必ず本人を交えたミーティングが開かれます。 全くフラットな関係でお医者さんがお医者さんである必要があるのか心理療法士が心理療法士である必要があるのかそれから 患者は患者役割をしないといけない雰囲気じゃなく治療が行われている事と「あなたは 私たちの患者じゃなくなったよね」っていう。
既に 宇田川さんも指摘されていたんですけれども医療関係者のカンファレンスの密室の中で こそこそやってるその思考のプロセスを患者さんの目の前でやると。 ですから むしろよくなっていくプロセスに参加して頂く事によって一般の方たちの精神障害に対する恐れみたいなものも解消されますます 地域が障害を抱える方たちにとって暮らしやすい場所になっていくそういう効果もある。
こうした当事者が支援するピアサポーターの活動は全国で行われていましてVTRで紹介した団体は地域の人と一緒にイベントをしたり講演会にも出向いたりして関わっています。 宇田川さんも ピアサポーターの活動に関わっているそうですけれどもこの活動の意義はどんなところに感じますか?ピアサポーターって存在そのものが相手っていうか サービスを受ける側の当事者にとっては「あっ こういうふうな事もできるんだ」「ああいうふうな事もできるんだ」って 可能性を広げていくきっかけになるんですね。