ハートネットTV WEB連動企画 チエノバ「精神疾患の親を持つ子ども」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

今、うつ病や統合失調症など精神疾患を患う人の数は300万人以上いてその数は増えています。 幼いころお母様が統合失調症を発症して大変な苦労をされたということです。 塚原当事者の方から体験談やメッセージを募集したところ、たくさんの声を寄せていただきました。 気になることば、ありますか?荻上統合失調症依存症という具体的な疾患名を挙げてくださる方多くいますね。

ただ、今はこの社会家庭、学校以外の子どもの居場所っていうのはとても少ない状況にありますし先ほどの話もありましたように誰かに出したいと思っても親戚や家族から出さないでくれ、あるいは病気に関する知識が子ども自身もなかったりするので出したらお母さんと離れ離れになっちゃうんだろうかとか夏苅さんはお母さんの病気を知ったというのも大学生になってからだったんですよね。

中野ここまでになってからも本人追い詰めていくことってどういう影響があるんでしょうか?荻上今、トラウマという話もありましたが当然、嫌な体験を思い出してそれでパニックになったり不安感に襲われたりっていうのはほかの症状などでもあると思うんですよね。 ただ、子どものころにただ生きているだけでありのままの姿で無条件の愛情を注がれるのではなくて自分を肯定することを子どものころに得ることができず何か条件つきの肯定というものをそのつど調達をすると。

荻上この社会はこの問題に関わる全般として、家族というシステムに頼りすぎなんですよね。 そうした意味では今回は、送ってくださったかたつむりさんは学校、それから夏苅さんの場合は別の親戚というのが一つのセーフティーネットになったけどどちらもないという方もいて結構、それは運しだいなところもあるんですよ。 あるいは地域のボランティアなりに本当にちょっと離れてる人にはどうしたらいいんですかね?社会に増やしていくことは重要かなと思います。