日曜美術館「ピカソ×北野武」

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この番組のまとめ

新たに 2人で始めていくこの「日曜美術館」。 この人が「日曜美術館」にやって来ました。 今日は ピカソの作品をもとに北野さんからどんな言葉が聞かれるかほんとに楽しみなんですけれどもまず初めはですね北野さん お気に入りの作品という事で。 北野武さんが選んだピカソの一枚。 旦那が棟梁だったりなんかして酒癖悪くてお互いに酒癖悪くて 殴り合ってけんかに負けちゃって「出てけ」とかなんか言いながらタオル 口に…ワンワン泣いてんだけど。

そんなピカソは ある色で 初めて自身のスタイルを確立しました。 こうした作品が画家ピカソの出発点でした。 描き直した痕跡がある作品はこの時代 たくさんありましてピカソは どんどん どんどん違う描き方で試みていきたかったというところがそこに表れていると思うんですけれども。 キャンバスを買う金がなければ以前の絵を塗り潰してでも描き続けたのです。 スペイン アンダルシア地方の地中海に面した街 マラガ。 北野武監督 初期の作品「あの夏、いちばん静かな海。

ピカソの有名な言葉に…例えば 戦争の時代があり平和の時代がある。 一つのスタイルで そういうものを表現できるでしょうかね。 ですから ピカソのスタイルの変貌はそのまま ピカソ自身と時代の雰囲気の変化に応じてスタイルを変えていったとも言えるわけです。 監督 北野 武も 次々と新たなスタイルに挑戦しています。 当時のピカソも 時代によって青の時代や キュビスムへとその変化のスタイルというか表現方法の変化していく事というのは武さんは どのように感じますか?いい意味で飽きっぽいんじゃないかね。

ピカソは 絵の細部を 何度も見つめ直し 何枚も描きました。 原寸大の「ゲルニカ」です。 この牛が すごい その前の最初の方は これが圧倒的な力で押し潰してたような感じがするんだけどフランコ政権かナチス・ドイツかって表してたという感じあるけどこうなると 何だろう…宗教的だよね。 ピカソが変わるごとに20世紀美術の潮流が動きました。 まさにピカソは 20世紀最大の画家でした。 しかし 「ゲルニカ」や「泣く女」のあとあまり評価されなくなります。 今 ピカソの晩年が見直されています。