100分de名著 三木清“人生論ノート” 第1回「真の幸福とは何か」

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この番組のまとめ

ギリシャ哲学を専門としながら近年 「人生論ノート」を現代にも必要な名著としてところが そういう問いに答えてくれる学問が何か分からないままに高校生になったんです。 高校生になった時に たまたま「人生論ノート」を手にしたら一番最初の章が「死について」なんです。 そういう不穏な時代に「文學界」の編集長である小林秀雄から一般向けの哲学的エッセイを書かないかというふうに請われて 連載を始めたのがこの本の始まりです。 何か机上の学問としての哲学学者同士で話し合う哲学というよりはもう みんなの身近な。

そういう事に 非常に警鐘を鳴らしていましたし幸福への要求が抹殺されていた時代だと三木は考えていたんです。 それでは なぜ三木 清が「幸福」を語る哲学者となったのかご覧頂きましょう。 兵庫県に生まれた三木 清は幼い頃から 秀才の誉れ高く中学を卒業すると 単身上京し第一高等学校に進みます。 釈放後 三木は大学を去り在野の哲学者として活動してゆく事になります。

「幸福そのものが徳である」という考え方は恐らく 三木の生きてきた時代においては…例えば 介護の話をしますが自分を犠牲にして 親をみる事が部屋も掃除します。 「成功と幸福を同一視しちゃ駄目なの?」って何か パッと読んだ時は「それじゃ 駄目なの?」と思ってしまったんですけど。 でも 現代人は 成功と幸福を同じものだと見ているので自分が幸福であるとは思えなくなってしまってる。