古今東西さまざまな落語家たちによって語り継がれてきた 古典落語。 何人もの登場人物をたった一人で演じ分け話芸と身振りで物語を表現する落語の世界。 ああ~ 遅刻だ 遅刻!鍵がない… あれ?あれ? どこだ? あれ?ある そそっかしい男が浅草の とある長屋のとっつぁきまでやって参りますと大変な人だかりでございまして…。 もうね 兄弟同様のつきあいなんですよ。 とにかくね え~ この長屋の町役人なんですけども身元が分かんなくて困ってたんです。
いつまでもこうやって 寝かしとく訳いかねえもんですからどうだろうね お前さん その…兄弟同様のつきあいってんですから ねっ?これ ちょいと引き取ってもらう訳いかないかな?」。 兄弟同様といっても赤の他人ですからね」。 今朝も野郎に会ってね『どうだ? これから浅草 行かねえか?』ったら『いや めんどくさいから いいよ』なんて事 言いやがってね。 お前 熊の何を知ってんの?昨日今日のつきあいでしょ?あっしはね長いつきあいなんすよ。 大体 この長屋に熊なんて野郎はあっ 俺だ。
「死骸 引き取りに」。 「俺の…?だって 今更これ私の死骸ですとかきまり悪くない?」。 はなは向こうも喜んでたんだけどもなそのうち 何か死骸持ってかれるの勿体ねえと思ったんだろうな。 あんまり うるせえ事 言うから『じゃあ 当人 連れてきますよ』っつったら その『当人』って言葉に向こうも思わず クッと言葉が詰まったというやつだ。 「いや~ 気が付かなかったな本当になあ。 兄貴も手伝ってくれる?」。 どけってんだ コンチクショー!当人 連れてきたんだから!」。
「うるせえな コンチクショー 当人が見て当人だっつってんだからこれほど間違えねえ事ねえじゃねえか!さあさあさあ おう 運び出そう」。 てか どこを どう見たら見間違えるんだっつうの!本当 考えらんないっすよね。 あのさんまも 江戸時代では庶民の食べ物として多くの人々に愛されていたそうです。 そこを大多数の庶民がもう みんな ひしめき合いながら歩いたそうですな。 「行くったって お前馬の支度できねえからさ「弁当? いや 火急の事ゆえ弁当は持参しておりません」。
炭の遠赤外線効果という。 縁の欠けたお皿へ盛りましてそこは 自家製の裏の畑で取れた大根をたっぷりと おろしておしょうゆを ちゃ~っとかけてお殿様の前へ こう差し出した。 まるで ネオンサインみたいになって…。 秋の晴れた一日郊外に馬を飛ばして適当に運動して 汗をかいておなかのすいてるところへもってきて焼きたての 旬の熱々の脂の乗った さんまですからこれは まずい訳がない。 どこで覚えたんですかね自分で 頭と尻尾を持つとくるっと ひっくり返して ハグハグ…。
「えっ… あっ ははっ!目黒は風光明美…」。 房州で取れました本場のさんまをたくさんに仕入れてきたんですが先ほど言ったように大変に脂の強い魚。 人を魚河岸に走らせまして房州で取れました本場の さんまにございます」。 映像で楽しむ落語いかがでしたでしょうか?次は是非 寄席に行ってあなたの思い描いた映像で落語を楽しんでみて下さい。 あなたの想像力で無限に広がるエンターテインメント。 落語のちょっとした疑問をお江戸の住人に直接インタビュー。