この広大な宇宙空間を旅しその光景を間近に見られる日はやって来るのでしょうか?短時間で移動する手段を探ろうとしています。 ショーン・キャロルは カリフォルニア工科大学の理論物理学者。 アインシュタインは 時間と空間が時空という形で一体になっている事に気付きエネルギーと質量は同じものであると唱えました。 アインシュタインの理論によれば ロケットがエネルギーを使って加速するほどロケットの質量も増えていきます。 アインシュタインの理論を超越して他の星への移動を可能にする「ワープドライブ」を発明したと言います。
しかし空間をゆがめる事で 宇宙を高速移動するという発想は原子物理学者のスティーヴ・ラモローは未知なる 「負のエネルギー」を発見する事に情熱を注いでいます。 それが実現すれば 狭い領域は外側の空間よりもエネルギーが低くなるため結果的に収縮します。
「良い性質を持つ」とは動きが予測可能で安定したワームホールの事です。 ワームホール作りは アインシュタインの相対性理論に基づいています。 問題は このようなシステムを安定させるために膨大な負のエネルギーを制御しなくてはならない事です。 一般相対性理論によれば 全てのワームホールには負のエネルギーが必要です。 問題は 負のエネルギー自体が不安定な事です。 数学的に不安定である事が分かりました。 量子力学の世界は 基本的にランダムで予測不能なものです。
物理学者は 20年以上前から「もつれ」を使って物質の情報を 別の場所にテレポートしようとしてきました。 最初に「量子ビット」と呼ばれる情報を1つ目の原子に書き込みます。 2つの原子から出た光子は 原子の情報を運ぶ メッセンジャーとなります。 チェリーパイを テレポートするためには全ての原子の情報を集めなくてはなりません。 量子力学の正しさは世界中の実験室で繰り返し 証明されてきました。 私たちは これからも量子力学の実証を続けていくつもりです。 テレポーテーションは 量子力学に基づいて考えるべきです。
ウェッブは 宇宙物理学者ですからそれらの黒いしまは「スペクトル線」と呼ばれます。 宇宙の基本的な力の一つ電磁気力の強さが分かるのです。 初期の宇宙は どういう様子で物理特性は どうだったのか宇宙の遠く離れた場所でも 地球と同じ物理法則が成り立つのか…。 本来 一定であるはずの電磁気力の強さが宇宙の場所によって異なっているという事です。 ある方角の空を観測すると地球から離れれば離れるほど電磁気力が増大するように見えるんです。