こころの時代 アンコール▽いのちの苦しみに向き合って~がんになった僧医の遺言

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この番組のまとめ

この寺の住職 田中雅博さん 70歳。 田中さんは 一方で内科医として末期がんの医療に長年取り組み500人以上の患者をみとってきました。 だけど 私自身が物理的にこの西明寺の除夜の鐘を経験するのは これが最後ですね。 田中さんが西明寺の一角に開いた…患者さんって何でしょう?田中さんは 体調がよい時は今も診察をしています。 恐らく 今はやってるノロウイルスによるウイルス性腸炎だと思いますから。 まあ 現在は 恐らく手術のあとの症状で最終的な段階では 副作用が出ても使ってほしいと思いますね。

新学期に 大正大学の仏教学部に編入学してそうすると 父親が「医学部へ行け」と言った意味が よく分かります。 仏教の僧侶になるならばもともと日本の仏教の歴史も仏教僧侶の役割でありましたしところが 近代化によってですね年を取って 病気になって死んでいくというのは医療現場に 医療施設に隔離されるようになりまして仏教のお坊さんがその現場にいないんですね。

その後 臓器移植法の改正や終末期医療のガイドラインが定められしかし 患者本人の意思に基づいた医療を行うという信念が揺らぐ事はありませんでした。 いわゆる 消極的安楽死の希望それと もう一つは 臓器を提供したいという希望ですね。 老人保健施設 看清坊。 長谷部さんは 再び 自分の力で歩けるようになりたいとその たった一人の子どもに元気になって また会いに行くのが長谷部さんの夢です。 長谷部さんに対して治療の効果が出ない中田中さんは仏教による救いの道を探ります。

だけどその生きてる間の時間をどのような生き方をするかという事に関しては科学では扱えませんので自分が死ぬっていう事に関する苦しみこれに対応するのが宗教なんですね。 これで何かあったらっていうドキドキでいっぱいだったんですがある時 ふっと思ったのが自分が そこで不安でいろいろ考えてもどうにもならないものはどうにもならない。 それは いろんな宗教既成の宗教である必要はないわけですね。 「日本臨床宗教師会」と。 これは仏教に限らずあらゆる宗教が参加する。