目の前に鮮やかに現れる笑いと人情の物語見る落語どうぞ 一席 おつきあい下さい。 あっ ちなみに江戸時代では 深夜0時ごろの事を九つと言ったんだそうです。 そばの値段をごまかす男の滑稽噺「時そば」え~ 一席 申し上げますが。 二八そばなんて事をいってその時分 そばのお代が二八の16文で商いをしていたから二八そばという説がございますがまあ 本当のところはどうだか分かりませんがこういうような まあ 風情があったんだそうでございまして…。
これを傍らで見ておりましたのが我々同様と申しますかもうちょいとばかりぽ~っとした野郎で。 丸に矢が当たって当たり屋こんなんだ』とか言ってそれから 何だ『出てくんのが早え』とか俺は江戸っ子だからとか言ってな気取ってやんだ 冗談じゃねえやそれから 世辞 使ってたねえ。 それから つゆ加減がよくてそばが細くって 腰が強くってちくわが厚っぺらに切ってあって本物使ってるってんであんまり世辞ばっか言ってっから食い逃げかと思ったらそうじゃねえんだよちゃんと 金 払ってんだからな。
「そうすか?今日は 随分 汗ばむ陽気だってみんな 言ってますけどね。 どうだい? 商売は 景気は」。 「悪いっていうか まあね世間じゃ 景気悪いみたいですけどうちは お得意様 大勢いるんでまあ もうかって もうかってしょうがないっていうか ヘヘヘ!正直 笑いが止まらないというかまあね ヘヘヘヘヘ!」。 まだ?俺 江戸っ子だからねツッと出てこねえとイライラッとくんだけど まだかな?」。
きしめん 頼んだか おい!太すぎやしねえ?これ そばかい おい! 本当に?まあ いいや。 1本で10本分食べられると思やな。 分かるよ ポキポキしてらあ。 えっ? 本当?あった! 丼の縁にへばりついてたわ こら。 本物だよ。 本物 本物 おめえんとこ…。 フッ フッ… ズズッ!本物の麩だね こら おい。 四代目 橘家圓喬が得意とした一席「三年目」え~ 一席 おつきあいのほどを願っておきますが。 「無駄てえ事はないでしょう。 無駄てえ事はないでしょう。 そうでしょう?う… 裏の海苔屋のおばあさん。
幽霊んなって婚礼の晩 出ておいで」。 「ああ いいよ お前の幽霊だったら私は 喜んで待ってるよ。 さて 四十九日が過ぎた頃から後添えを持て持てと親類縁者から言われます。 一生懸命 断っておりますがやはり この本所のおじさんってのは しつこいもんで。 「はい こんにちは本所のおじさんです。 「はい こんにちは本所のおじさんです。 「はい 本所のおじさんです!」。 二度目でございますからそう派手な事は致しません。 …てんで 2日目待っておりましたが 出てこない。