日曜美術館「広重が描いた日本の絶景」

戻る
【スポンサーリンク】
09:44:50▶

この番組のまとめ

♪~僕 旅をする前に この「六十余州名所図会」を引いてさあ 最初は日本三景からだよ。 日本三景以外にも日本には絶景がたくさんあるね。 広重といいますと生涯通じて 日本各地のいろんな名所絵を 他にも描いてましてそういった意味では 晩年近い頃に4年の歳月をかけて70近い名所を 日本各地描いたというのはそういった意味では名所絵師としての広重のある意味集大成かもしれませんね。

おっしゃるとおりちょっと広重には珍しい動きのある絵なんですけども縦の画面を うまく生かすために真ん中より下に大きな渦をクローズアップで捉えて縦画面を非常にうまく意識した構図だと思います。 日本三奇橋の一つとして知られたこの名所を訪れ広重は旅日記に こう記しました。 広重が描いたとされるスケッチ帖があるのです。 菅原真弓さんは スケッチ帖の中に「六十余州名所図会」の元絵と見られるいくつかのスケッチを見つけました。 広重は 「六十余州名所図会」の多くの場所を実際には行かずに描いたといわれます。

でもこれだけ違うとまさに広重マジックだね。 元の絵を そのまま引き写すだけでしたら誰でもできますけども広重は ただそのまま使うんじゃなくて彼なりの味付けというか加工を施して多分 元絵よりも より本物らしい風景を作ってしまう。 まさに広重マジックだったんですね。 では その広重マジック ちょっと具体的に教えて頂けますか?はい。 広重の絵師としての一つの長所っていうのは空間の認識力の高さっていうんでしょうか遠近法の使い方の上手さですね。