ハートネットTV「学校でともに学ぶため何が必要か▽医療的ケア児と家族の声」

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この番組のまとめ

人工呼吸器などの医療的ケアが必要な女の子。 医療的なケアのため学校に付き添う親は全国で 1,200人に上る事が分かってきました。 今日は 医療的ケアが必要な子どもたちが望む教育を受けられない現状を考えます。 今日は医療的ケア児についてです。 医療的ケア児とは気管切開をしていてたんの吸引が必要。 医療的ケア児の数は全国で 1万7,000人。 これを受けまして去年 児童福祉法が改正され医療的ケア児の存在が初めて 法律に明記されました。

この事柄の背景には 何よりも小児科の医療技術が進歩してきたという事があります。 しかし その子どもたちを支える社会制度の側がですね医療技術 あるいは 医療技術が作った新しい事態に対してなかなか まだ ついていけてないという事が大きな背景としてあると思います。 都内に住む…小学校への通学を希望しましたが実現していません。 通学できない代わりに特別支援学校の教員によるミニ勉強で 漢字をやって算数をやったあと…。

児童福祉法の改正も そうですし障害者差別禁止法も そうですし特に 公教育では障害をもった子どもたちがちゃんと教育を受ける権利を全うするために合理的配慮をしなきゃいけないっていう中に医療的ケア児も当然 入ってきますから看護師さんいて当たり前っていうふうになりますから。 まだまだ 医療的ケア児への支援が進まない現状なんですけれども国は 昨年度から医療的ケア児の通学支援として小中学校に 看護師を1,200人 配置するための費用の一部を自治体に補助する予算を組んでいます。

実は 各都道府県に教育委員会が持ってる医療的ケア委員会っていうのをほとんど各都道府県が持っていてそこで 学校でやれる医療的ケアっていうのをほとんど決めているんですよね。 ですから 例えば 病院においてはあるいは 在宅医療においては看護師さんが人工呼吸器を操作する取り外しをするっていうのは当たり前の事なんですが学校では 看護師さんであっても人工呼吸器は触ってはならないという制限が 多くの自治体でつけられてしまっているっていう現状があります。