たった一人で全てを演じきる究極の話芸 落語。 時代時代の落語家によって数多くの名作が語り継がれてまいりました。 聞き手の想像力で無限に広がる落語の世界ふだん聞いて楽しむ落語の演目を…。 見る落語どうぞ 一席 おつきあい下さい。 そんな事ないっすよね?ここ 全然釣れなくないですか?いいか? 釣堀っていうのはな釣りを気軽に楽しむための場所だろうが。 一つのものいつまでペチャクチャ食ってんだよ。
三代目 桂 米朝や二代目 桂 枝雀が得意とした一席え~ しばらくの間おつきあいを願います。 これは 京都の噺でございまして京都は清水寺にですね音羽の滝というのがございましてねそこの茶店で お茶を飲んでおりました この方というのがどっちゃに回っても油売らないかんのやな。 あの さっきここで お茶を飲んではった人誰か知ってるか? 知らんやろ?京都の黒門の店にな 茶道具屋の金兵衛さんちゅうてな人呼んで茶金さんちゅう人じゃ。 もう 京一の道具屋という事は日本一の道具屋や。
茶金さんただ見てるだけやなしに 持って「ちゃ… 茶金やないかい!ややこしい茶の飲み様さらしやがって!」。 いわば茶金という名前で買うて頂いたようなもん。 茶金 商人冥利に尽きます。 元値の2両 そこへ1両足してこの1両は ここまでの足代 箱代 風呂敷代。 そんなん…茶金さん 何を言うてますの。 茶金さんぐらいになりますというといろんな所へ出はいりするええとこにも出はいりする訳でございますね。 …という一首を添えまして茶金さんのところへ戻ってまいりました。