「NHK俳句」のお時間です。 司会は 俳句が大好きな岸本葉子が務めます。 今日のゲストは NHKデザインセンター音響デザイン部のシニアディレクターテレビやラジオのドラマ番組で音を作る仕事をなさっています。 今日は 久保さんに 珍しいものを持ってきて頂きました。 「NHK俳句」今日は 風の音が テーマです。 そこで 今日は こちらの浮世絵歌川広重の「東海道五十三次」の中の四日市宿の音をつけてきて頂きました。 それも 起承転結というのもやっぱり 音の流れとしては大変大事なものであると。
「歳時記」的な解説という意味では「若葉」「青葉」 それから「万緑」も含めてね 山を吹き渡る強い夏の南風…やや強い南風っていうのが正確なんでしょうかね。 そういう意味で言うと南風と おんなじような風速 風向の風という事にはなるんですけれどもこの「青嵐」 どんな音を重ねたら出来るんでしょうか。 夏井さん 季語としての「青嵐」改めて どうでしょうか?あの~ 青嵐っていうのは 単純に南風 南から吹く風ではなくて夏井いつき選 入選九句。
鳴門って 四国の青嵐と淡路の青嵐がぶつかるような感じのイメージが私の中にはあるんですが橋の鳴る… きしむ音を「吠える音」って言ってるのもいいし「鳴門」っていう地名のおかげで渦巻く潮もその下にあるような潮の匂いも一緒にしてきましたね。 うれしいんだけどうれしいだけでは違うっていうか 何か こう生命の不可解というかそういう不可解の中にいる私に青嵐が こう殺到してくるみたいな…。 「風が吹いてくれないと駄目なの」って待ちに待った 青嵐待ちのその日だと思うんですよ。