トゥリシェフは ロケットをつくり空っぽの宇宙空間を旅する事を夢みるようになりました。 トゥリシェフは 宇宙へのチケットを手にする事ができませんでした。 しかし彼は 物理学者として宇宙であれ 地球上であれ空間の基本的特性は変わらない事に気付きました。 しかも 空間の特性を調べるのに10億ドルもするロケットは必要ありません。 しかし アインシュタインが一般相対性理論を発見した事でニュートンの考え方が 基本的に正しかった事が証明されました。
量子力学の 不可解な性質により特定の時刻に どれだけのエネルギーが真空に存在するのか正確には分かりません。 裏を返せば 真空の中には私たちの想像を超えるエネルギーがその量子力学によれば空っぽの空間にはジュネーブにある巨大加速器LHCによって作り出される素粒子の衝突から生み出されるものの正体を探るためには 奇妙な視点を持たなくてはなりません。 まだ正体は分かっていませんが宇宙の膨張を観察する事でダークエネルギーの量を割り出す事ができます。
空っぽの空間に存在するばく大なエネルギーがなぜ 宇宙を吹き飛ばさずにいるのか説明がつかないからです。 今 ゴルフボールが粉々になったように空間も 突然別の状態に変化しうるんです。 量子力学の考え方でいくとゴルフボールも 長い間 ここにあればランダムに 少しだけ跳ね上がりエネルギー状態が より低くなるよう下に落ちます。 ごく僅かな可能性ではありますがゴルフボールがひとりでに空間を通り抜けエネルギー状態が より低い 地面に出現する事もあるわけです。
地球を取り囲む黒い殻のようなものがありヘーラルト・トホーフトは素粒子物理学の基礎である国際天文学連合が 小惑星に私の名前が付いているので小惑星の王として即位し法律を制定する事にしたんです。 1970年代物理学者 スティーヴン・ホーキングは「ブラックホールは 観測可能な宇宙から物質を完全に取り除きのみ込まれた情報は永遠に消滅する」と論じました。 小惑星9491トホーフトがブラックホールに吸い込まれた場合跡形もなく消えうせるのではなくブラックホールを僅かに変化させるのです。
しかし 通常の物質と 相互作用を起こす事があったとしてもそれは極端に微弱なもので検出するのは極めて困難です。 それでも人体を貫通するダークマターの素粒子は 数十億なのでそのうち2~3個は 通常の原子と相互作用を起こすはずだとフリースは考えています。 「ダークマターは 通常の物質とは全く相互作用を起こさない」という可能性です。 ヴェネツィアーノによればビッグバン以前にも何かが存在していましたがその大部分はこの夜明けの街のように眠りについていました。