NHK短歌 題「流す」

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この番組のまとめ

高橋さんといえば 劇作家で歌人でもある 寺山修司さんの秘蔵っ子と呼ばれてますが 親交も深かったと お聞きしています。 高校3年生の時に 「青ひげ公」という舞台のオーディションに受かって。 オーディションだったんですか。 永田さん 寺山さんの短歌は?寺山さんは もちろん 我々の若い時の憧れの歌人ですから。 でもね ようしゃべらなくて寺山さんが向こうへ歩いていく3歩ほど後ろを 我々学生がゾロゾロと付いていった事ありますね。

シロナガスクジラって 本当はこの漢字 書かないんですけど作者は 空の雲を見て 白を流す鯨。 地球最大の生物で。 雄大な ダイナミックな歌です。 今までの自分が生きてきた歴史を言えない この瞬間がすごいドラマチックになっているんだなってすてきな歌だと思いました。 今は もう空気読む人が多くなりすぎてるから読めるけど 空気を読まない私というのが とてもよくて下二句が 「読める空気も読まない勇気」それでは 今週の特選の発表です。 永田さんまず三席は どちらでしょうか?三席は 小川窓子さんです。

永田さんの年間のテーマ…単身赴任で一人で赴任してる人が随分多くなってきてると思うんですが交通が発達して自由に行けるとか電話で しゃべれるという事もあると思うけどでも わびしさには変わりがない。 自分の気持ちに そっくりな場面を見つけようと思うと駄目なので意味のない事の方が リアリティーがあると そういう歌ですね。 それではここで 高橋さんのお好きな寺山修司さんの短歌ご紹介願います。

これね 実は 1983年に寺山さん 亡くなるんだけどその直後に福島さんが作った歌で寺山修司に どんなふうな思いを持っていたかというのが背景に ば~っと垂れ幕というか舞台の美術で使った幕がものすごく印象的に飾られててもう鮮明に覚えてるんですけど多分 お葬式に行かれた。 自分は駄目だ 駄目だと言ってても駄目な自分を肯定してるというのが寺山さんの言い方でね。