地球ドラマチック・選「すい星 はるかなる旅~生命をもたらす天体!?〜」

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この番組のまとめ

太陽系も すい星も重力の働きによって氷の結晶とちりの粒子が融合し次第に 大きな塊となっていきます。 しかし ほとんどはもっと遠くまで 放り出され太陽系全体を囲む巨大な領域を形成しました。 しかし ごくまれに他の すい星と衝突したり近くを通った天体の重力に影響を受けたりして再び太陽系の中心に向けて動きだすものが あります。 太陽系全体が入ったりすると重力に わずかな変化が生じます。

太陽からは「太陽風」と呼ばれる電気を帯びた粒子が 放出されています。 太陽に近づくほどすい星が受ける太陽風は強くなります。 太陽風は すい星からガスの粒子を宇宙空間に吹き飛ばします。 すい星の接近は 太陽系の起源を知るための貴重なチャンスです。 すい星の化学的性質や太陽との相互作用核の表面がどうなっているかを知る事が できました。 2004年 スターダスト探査機が「ヴィルト第2すい星」の尾に突入しちりの粒子を 何千粒も採取しました。

すい星のコマが何と太陽の大きさをも超え一時的に とはいえ太陽系で 最大の天体になったんです。 衝突の衝撃で発生した雲は数千キロの高さまで舞い上がり木星での出来事はすい星の衝突が この地球でいつでも起こりうる事を示していました。 しかし そこに 直径 数キロのすい星が衝突しただけで壊滅的な結果が生じると予測されています。 しかし すい星は単なる破壊の使者ではなく太陽系を形づくる重要な要素でもあると考えられています。

でも 生命の根源を成す有機物質はどこからやってきたんでしょうか?宇宙から やってきた可能性もあります。 ヘール・ボップすい星の発見によって「生命の起源は地球外にある」宇宙化学者のダンテ・ローレッタはヴィルト第2すい星の ちりにアミノ酸は タンパク質を構成する要素であり地球上の生命にとって必要不可欠なものです。 地球上の生命と地球外の物質は何の関係もない可能性もあります。 科学者たちは探査衛星ロゼッタの調査によって科学史の上で 最大の発見の一つになるでしょう。