超入門!落語 THE MOVIE E「粗忽の使者」「妾馬」

戻る
【スポンサーリンク】
23:00:37▶

この番組のまとめ

あ~ あの 以前 お会いした時ってすごい寒い日でしたよね?えっ? あの日結構暑くなかったですか?ああ そうだ いや もうあの日は暑かったっすね。 今日 このお屋敷にさお使者って 殿様の名代の。 ほら 田中三太夫の旦那ここのお屋敷の。 拙者は 当家の家臣田中三太夫と申す者でござる」。 田中の旦那が…」。 旦那は安心したよ。 田中の旦那がね指 ポキポキ鳴らしながら」。 この辺でいかがでござる? 地武太氏」。 「いかがでござる 地武太氏」。 これ以上指先に力がねえってんだな。 「乱暴だな 大丈夫かい?」。

「ええ ちょっと 田中の旦那にお目にかかりてえんで」。 「田中氏に?うん しばらく待ちなさい。 ああ 田中氏 ご貴殿に用があるという職人が来ておりますが」。 いたんですか?指先に力量のある御仁」。 お使者の前へ出たら言葉遣いは丁寧に。 「留っこ?留次郎とか 留三郎とか?」。 侍に留っこなどという名前はおかしいからああ… 拙者は 田中三太夫。 いや~ご貴殿の居敷きをひねりまする指先に力量のある者を」。 「中田留太夫殿 これへ!あれ?ううん 留太夫殿! これ!留っこ?」。

「う~ん ご貴殿大変冷てえお手をしてござるな。 えっ? やだ!江戸時代でも 本音と建て前使い分ける処世術が大変 重要だったそうです。 ええ? 何 この展開!兄の八五郎は 屋敷に招かれるええ ご来場で厚く御礼を申し上げます。 お屋敷に奉公に上がっているお前の妹のお鶴なお世取りを産んだんだよ」。 ニワトリ産むこたあねえじゃ…」。 「ニワトリじゃないよ。 お殿様も大層なお喜びようでな『兄の八五郎 目通り許す』ってんだよ。 八五郎 いかが致した?」。

お… おわたくしことは八五郎殿でござり奉る。 今日 大家殿がお呼び奉ってお屋敷に行き奉れ。 「これ 三太夫 この者の申す事余には 一向に分からんぞ」。 「余の前じゃによって無理に言葉を改めておる。 「ありがたいお言葉じゃ。 「三太夫 控えておれ。 これ 八五郎その方は ササを食べるか?」。 「これこれ これこれ! 無礼者!」。 親父が死んだ時に涙一つ こぼさねえあの気丈な おふくろがポロポロ泣いてやんだよ。