今日は 大正時代に活躍した画家萬 鉄五郎です。 このころ 萬 鉄五郎は次々に自画像を描きます。 こんな奇妙な自画像を描いた萬 鉄五郎とは一体どんな画家だったのでしょうか。 しかし 本場の西洋ではその西洋の最先端の画家たちをいち早く日本に紹介した本の一つ 「後期印象派」。 そうすると やっぱり ある意味原始的なエネルギーのようなものがプリミティブなエネルギーのようなものが生まれる。
で 自画像の場合は 後ろが非常に平面的に描かれてるのでまるで絵の中の装飾が描かれてるようにも見える。 東京で描いた自画像とは全く異なり全体が 茶褐色で覆われています。 萬は 次々と自画像を描き重ねていきます。 平澤さんはデフォルメされた萬の自画像にはふるさとの神楽の面が 影響を与えているのではないかと考えています。 それがこう…自画像の形としてあらわれたんじゃないかなというふうな まあ 仮説ですね。 この自画像は 本当にこれ自画像なんだろうかって思うくらいもう変形の極致ですよね。
やっぱ この赤って なんか こう異様な迫力があるというかどうも 西洋のキュビズムの色彩理論だけでは説明できないようななんか こう呪術的であったりとかなんか 異様な迫力があるんですよね。 土沢に帰っていろいろ試行錯誤をしてそういうものとは また全然違う裸体像の提案なんですね。 下半身にしても片方に重心をずらすというのはむしろ ギリシャ以来のコントラポストというポーズですからそうすると 体の腰が 一方 持ち上がって体が S字型になる。