皇居の宝物 盆栽物語~時を語る大道庭園の老木たち〜

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この番組のまとめ

天皇 皇后両陛下のお住まいである皇居は盆栽がずらりと並ぶ庭があります。 樹齢550年という…皇居の盆栽たちも数奇な運命をたどります。 空から見ると 大道庭園は吹上御所と 宮殿の間ほぼ中央の この辺りに南北に細長く広がっています。 皇居の盆栽は大切なお客様を出迎える歓迎の証しです。 中でも 皇居にある盆栽ですからまさに日本を代表する文化の一つです。 盆栽は 宮中にいつ飾られてもいいように今の時期ですとちょうど 一日一回。 これは宮殿の松風の間に飾る盆栽のこれは ハナカイドウの一鉢。

世界の各地で盆栽を愛好する人々の交流の輪が広がり相互理解が深まった事により国際親善の面でも大きく貢献してきた事と考えます。 秋篠宮文仁親王が名誉総裁を務められた世界盆栽大会。 江戸時代初期に描かれた盆栽の屏風です。 時代とともに盆栽の技も変化していきます。 ところが それは 明治以降だんだんと 今の盆栽の形に仕立て直されていってしまいます。 今の盆栽というものは明治以降の流行の中で形を整えていったものそういうふうに位置づけられます。

ヨーロッパスタイルの 大きな宮殿にどう 植物を観賞用に置くかというそういう形でですね今 残る 皇居の盆栽あるいは盆器が集められたというふうに私は思っておりますけれども。 「殿下の御座乗艦内には数百種の盆栽を御備附ありて第8代 内閣総理大臣だった大隈重信も また大の盆栽好きでした。 盆栽好きとしてその名を はせていたのが…伊藤博文の側近として大日本帝国憲法の起草に深く関わり憲法の番人といわれた人物です。

3つの盆栽は巳代治が亡くなった翌年の昭和9年遺族によって皇室に献上されました。 大正から昭和にかけての日本では盆栽趣味も 更に広まり一般の人々も楽しむようになりました。 東京・日比谷公園で昭和天皇の即位を記念した全日本盆栽大会が伊藤の働きかけで 皇居の盆栽がこの時 初めて一般に披露されました。 皇居の盆栽も苦難の時代を迎えました。 そんな中宮内庁が相談を持ちかけたのが東京盆栽組合の村田久造でした。 多くの人々の手によって皇居の盆栽は戦争という苦難の時代を乗り越えたのです。