100分de名著 ジェイン・オースティン“高慢と偏見” 第1回

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この番組のまとめ

作者のジェイン・オースティンは 今年没後200年となるんですがイギリスでは 国民的作家として非常に親しまれていましてそういうレベルの人ですね。 廣野さんには 2年前「フランケンシュタイン」の回でもご登場頂きましたね。 いまだに あの時 教わった「僕らが フランケンシュタインって呼んでるあいつはあくまで フランケンシュタイン博士のつくった怪物であってやつの名前じゃないんだよ」みたいのを自分の知識のようにひけらかしております。

いや 何か英文学って もっとこうきれいな自然の描写とかお城の外から見たような景色とか何か そういうふうに 美しく始まるのかなと思ってたら突然 もう 「独身男性というのは結婚相手である」みたいなのから始まってすごく びっくりしました。 そんな事を言う 父親のベネット氏は知性があるんですが 皮肉屋でそして ベネット夫人は感情的で娘たちの婚活にも必死になっているという。

そして ダーシーにもジェインの妹 エリザベスと踊るように勧めますがダーシーは こう言い放ちます。 しかし 実は プライドを深く傷つけられた エリザベスはダーシーの高慢さに強い怒りを抱いたのでした。 それほどの美人ではないエリザベスにとって「まあまあ」という言い方。

でもですね コリンズ確かに変わってますけれどもここまでエリザベスも嫌わなくていいんじゃないかなとも思うんですが。 それを解き明かすためにはそのエリザベスという人がどういう人格形成をされているのかという事を見る必要があると思うんです。 安心感というものが欠如していて「あるがままの自分ではいけない」というそういう認識を エリザベスは持っているように思われます。 でも一方で 父親のベネット氏はエリザベスの事をとても高く評価していますよね。