浦川さんは 北海道で生まれ育ったアイヌの長老です。 それから30年余り関東に暮らすアイヌのまとめ役として慕われてきました。 10年前から毎年 この地で 今では北海道でも あまり見られないアイヌの儀式を続けています。 北海道 行って 墓参りするのに5万円 買ってね5万円あげるとね 4時間ぐらいかかる あげるだけで。 それは 以前 北海道に里帰りした時に見つけた熊の骨を供養する事です。 アイヌ語では アイヌは「人間」をカムイは「神」を意味します。
更にアイヌの文化も奪われていきます。 日本語の使用が強制され文字を持たなかった アイヌ語は急速に衰退していきました。 暮らしを奪われ言葉も失っていった アイヌの人々。 何を探しておられるんですか?ヤチブキと アイヌネギ。 この辺にだってアイヌネギだって あったんだ。 通称 昔は アイヌしか食わんからアイヌネギって 名前 付けられた。 ここ 浦川さんの ふるさとにはアイヌの心を大切にしながら今も暮らしている人がいます。 サキさんは この地方のアイヌの伝統的な暮らしを知る数少ない人物です。
そして 人に悪く言われてもねニッコニコしてねアイヌの自分を隠す事なく人の何倍も働いて周りの目を物ともしませんでした。 やっぱり常にね 子供同士でなくて大人と一緒にあるいは親も そりゃもうちっちゃい時からねそばに置いて仕事させたっていうそういうもの あったと思う。 子供の時から聞いてる言葉だから熊送りは アイヌ語で「イオマンテ」と呼ばれます。 パシクルは…パシクルって言うんだけどカラスは頭が良くて いろんな事を教えてくれるのが カラスであると。
だから 村の人も「アイヌが アイヌの格好してだから かえって 俺は空港から羽田空港に降りたらね娘の真喜子さんは 受け入れる事ができませんでした。 アイヌである自分をさらけ出して生きる浦川さんの姿に皆 惹き付けられていきました。 アイヌは明治時代に作られた法律により旧土人とされたままでした。 アイヌである事を隠さず生きてきた浦川さん。 浦川さんは 仲間に頼られるようになってからアイヌの文化を学び直し儀式のやり方も長老に習い身につけていきました。