ビングリーと長女ジェインが恋を深めてゆく一方主人公 エリザベスと高慢な大富豪 ダーシーは偏見や プライドによって誤解と拒絶を繰り返します。 「パーティーが終わったときエリザベスの頭のなかはウィッカム氏の事で いっぱいだった」。 ダーシーへの「反感」という点でもウィッカムに共感した エリザベス。 もう 見るからに色男ウィッカムが登場しましてエリザベス でも だいぶのぼせ上がってるようでしたよね。 あの批判的な エリザベスがウィッカムに対しては随分 好意的なんですよね。
こういうふうに ダーシーへの反感と嫌悪感でエリザベスとウィッカムは更に接近していくと。 ですから エリザベスとウィッカムはダーシーを介した共謀関係になっていたという事なんですよね。 さあ ウィッカムに恋しているエリザベスの偏見がどうなっていくのか見てみましょう。 エリザベスは ウィッカムから聞いたダーシーの話を全て 姉のジェインに打ち明けました。
こういう比較しますと エリザベスは偏見が強い人間だという事が浮かび上がってくると思うんですね。 さあ この後 エリザベスとウィッカムはどうなるんでしょうか?ウィッカムは 実は 金持ちの女性とつきあうようになりまして。 ところが エリザベスの心があまり痛まないという不思議な状態になります。 え 何でですか?自分にお金さえあれば彼は自分を選んでくれたんだと何か 奇妙な納得のしかたをしてエリザベスは プライドを保つ事ができるんですね。
さあ そんなオースティンが一番愛したと言われる主人公 エリザベス。 ビングリーの住む ネザフィールド屋敷での舞踏会の夜思い切って ダーシーはエリザベスに ダンスを申し込みます。 ダーシーへの敵意をむき出しにしながらビングリーと 長女ジェインの仲を吹聴して回り…。 この一件のあと ビングリー家はネザフィールド屋敷を去ってゆきました。 ついに ビングリーの妹からジェインに「あの屋敷を手放す事にした。 なぜ そんな事が…?ビングリーは ジェインを強く愛していたはずなのに。