第3回は 人を翻弄する「恋愛のメカニズム」について「100分de名著」 司会の…伊集院さん 前回までは 偏見がどのように生まれるか学んできましたけれども今回からは いよいよエリザベスとダーシーの「恋のゆくえ」に焦点をあてていきます。 ベネット家の長女 ジェインと次女 エリザベス。 エリザベスは 高慢な大富豪ダーシーに怒りと偏見を持っています。 パーティーで エリザベスは主催者のサー・ウィリアムからダーシーと踊るように勧められますが…。 「エリザベスはあわてて サー・ウィリアムに言った」。
それに動揺するからその「引っ掛かる」をさあ 無意識とはいえですねエリザベスが なぜ そんな戦略を持つに至ったのかというのを前回やりました 「スキーマ」でまた 見てみたいと思います。 エリザベスは 今の自分より上昇したいと思ってますね。 看病のために駆けつけたエリザベスは図らずも ダーシーやビングリー兄妹と 同じ館で数日を過ごす事になります。 自分とは真逆のタイプのエリザベスをライバル視し事あるごとに ダーシーから エリザベスを引き離そうとするのですが…。
エリザベスは その自信が自分の中にないから自己評価として それが私の事だって事がないから「また この人変な事 言ってる」と思って「そんなやつ いねえよ」って言っちゃってるじゃないですか。 だから ミス・ビングリーは ダーシーを自分の結婚相手として狙っていますのでダーシーが エリザベスに対して惹きつけられてるのではないかという不安があって。
ですから身分や家柄の違いを強調されて怒りがこみ上げてきまして だからそういうところで エリザベスの…火 つきますね。 そして 「Prejudice」の方もいろいろな意味があります。 エリザベスは ここでダーシーから身分とか家柄をおとしめられてプライドが傷つけられた時に全て かなぐり捨てて怒ったわけですね。 それは「対等な勇気のある人間」としてエリザベスを再評価する事にもつながったんですよね。