科学者たちはヒアリの侵入を防ぎ増殖を抑えるための研究をしています。 ヒアリの研究は 世界各地で進められていますがヒアリは 腹部の先端にある針で敵を刺し強い痛みを引き起こす毒を注入します。 ヒアリの本来の生息地はブラジル アマゾンのジャングルです。 北アメリカに侵入したヒアリは環境への高い適応力を発揮して増え続けました。 ミッキー・ユーバンクスは ヒアリの研究のために世界中を旅していますがヒアリは 互いの体を つなぎ数分で いかだを作りあげます。
はるか遠い場所まで研究に赴く科学者もいますがトンネルに 無害なオレンジ色の歯磨き粉をまきヒアリの姿を 見分けやすくします。 農業関係者が ヒアリを恐れるのは刺されるだけでなく甘露は 植物の汁を吸うアブラムシやカイガラムシなどが排出する砂糖水です。 ヒアリをゾンビバエがいる箱の中に放ち２つのカップを交互に上げ下げします。 しばらくの間 ヒアリの２～３ミリ上を飛び回りゾンビバエの卵がヒアリの体内でふ化して幼虫になると頭に入り込んだ幼虫はヒアリの脳を食べ始めます。
興味深い事にヒアリは アメリカにやって来てゾンビバエの幼虫が寄生したヒアリを 巣に放ちます。 もちろんゾンビバエだけでアメリカにいるヒアリを全滅させる事は不可能です。 単女王制コロニーは他のコロニーを嫌い互いに離れた場所に生息する傾向があります。 ヒアリが コロニーを作る１ヘクタールの土地に９万匹の女王がいる可能性があります。 私たちは 遺伝子情報を調べる事で単女王制コロニーのヒアリか 多女王制コロニーのヒアリかを見分けます。