♪~妖怪たちのパレード「百鬼夜行」を描いた絵巻。 妖怪たちには やがて図鑑のように一つ一つに名前が付いていきます。 日本人は昔から 妖怪が大好きでした。 人間は 一切登場せず出てくるのは妖怪ばかり。 まさに 妖怪絵巻を代表するのが「百鬼夜行絵巻」です。 琵琶の妖怪が 赤いひもでエイヤ コラサと引っ張っているよ。 行き先は 宮中ならぬ女妖怪の屋敷でした。 「百鬼夜行絵巻」を 20本以上所蔵している人がいます。 妖怪博物館をつくろうと考えている湯本豪一さんです。
江戸時代の錦絵だとか あるいは明治時代に入ってからもさまざまな器物の妖怪というのが描かれてるんですね。 例えば 明治時代になりますとランプの妖怪だとかそれから 人力車の妖怪だとか洋傘の妖怪というようにまさしく その新しく文明開化の中で生まれてきたそういうものも 妖怪として描かれるんですね。 これは まさしく ずっと連綿と続いてる我々の祖先のそして 我々にまで通じている想像力の結晶のようなものですから妖怪ほど 意表をつくもの表現があるというのは少ないと思うんですね。
その上を 子分たちが悠々と渡っていますが見越入道 ちょっと不満そうな顔をしてますね。 見越入道の孫とされ笠をかぶって紅葉マークの入った豆腐を持っています。 人の秘密をばらしちゃう バクロ婆とかネタバレリーナとか 何か そういう身の回りにいるちょっと変わった特徴を持った人そういうものを妖怪にするというのが実は もう 江戸時代から行われてるんですよね。 だから 言ってみれば これ江戸の「妖怪ウォッチ」みたいなそういうものなんですよね。
主人公は 16歳の少年稲生平太郎。 これはならじと 平太郎離れようと もがいているうちに倒れてしまう。 まさに危機一髪! …なのだが平太郎が刀を取ると化け物は 意外や おとなしく床下に入ってしまったとか。 部屋の隅の小さな穴から忍び込んだ生首髪の毛を 足のように動かして平太郎に近づいてくる。 平太郎が 知り合いの さだ八と世間話をしているとよもやの出来事が起きた。