近未来の荒廃した巨大都市で生きる人間たちの姿を金田~!ブリューゲルの細部まで突き詰める画風に長年惹かれてきた大友さんは自ら「バベルの塔」を制作しました。 ブリューゲルの「バベルの塔」については最新技術を用いた研究でスタジオに大友克洋さんをお迎えしてブリューゲルについて存分に語って頂きます。 漫画家の大友克洋さんです。 これは人間なのか 神の目線なのかというのはまず アイレベルが すごく不穏な感じがしますけどね。
なだらかな田園風景が続くベルギー フランドル地方です。 ブリューゲルは 16世紀半ばこの地で活躍しました。 ブリューゲルは版画の下絵画家としてキャリアをスタートさせます。 ブリューゲルが手がけた初期の下絵。 生まれ育ったフランドル地方の風景でしょうか。 港には新大陸から香辛料や銀を持ち帰るブリューゲルは 激しく揺れ動く社会のありようを作品にしていきます。 こちらは遠くに小さな農村を望む風景画。 ブリューゲルは 世界と対峙する独自のまなざしを獲得したのです。
なんかこう その現実…ブリューゲルが見てた中からそれは やっぱり時代なんだと思うんですよね。 ルネサンスの明るさって ほとんど見受けられないんで ブリューゲルって。 今日は 今回大友さんが取り組まれたという大友版「バベルの塔」をスタジオに お持ち頂きました。 やはり大友さんは 内部へ内部へと向かっていかれるんですね。 これが その 大友版「バベルの塔」。 この内部の部分を描いてブリューゲルと合体させたという。 内部に広大なスペースを持つ大友流「バベルの塔」です。
ブリューゲルの「バベルの塔」に 大友さんの自在な想像力が加わり新たな「バベルの塔」が生まれました。 そうやって ブリューゲルの細密画を自分の描きたい世界観または自分の持っている世界観。 そこに生活があってまた 工事現場で働いてる人間はどうやって働いてもしかしたら塔の中に 自分たちが住んでる住居もあってそっから建築現場へ歩いていくんだろうな とかねそんなストーリーをね考えながら描いてましたね。
これはもっと目線も考えてもかなり引いた感じでね退廃した社会ではあるけれどその中で健康優良不良少年たちが生き生きと 躍動感にあふれそこを生き抜いていって という作品を描かれてますけれども今お話を聞いてて感じたんですけれども当時 「AKIRA」を描かれてた制作当時 今振り返ってみると大友さん どのような社会を見つめていたんでしょう?そうですね すごく人間的なところと 非人間的なところであったり3年後に 2020年となってそれこそ「AKIRA」の世界のその後に僕らは向かっていきますけれどその事は大友さん どの