日曜美術館「見つめる眼 震える心 由一、劉生 ニッポンの写実画のゆくえ」

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この番組のまとめ

明治の初め 日本の洋画の先駆者高橋由一に始まるものへの迫真のまなざし。 そのまなざしは大正の世になると見つめるものに画家自身のリアル「震える心」をも投影しゆがみさえもはらんだニッポン独自の写実画を生み出しました。 日本の あるいは東洋的な感覚に全ての価値 全ての本質はパソコンやスマートフォンが広がりバーチャルリアリティーが席巻する現代においても画家たちは手を動かし絵を描き続けています。

その現場に行って見てしまうからこそ自分じゃあ どうやったらこれ描けるんだろうかとか太刀打ちできないものに対して向かっていくっていう…自分の手の内で描いてしまうと何か やっぱり自分勝手になってしまうんじゃないかなって気がして。 その中で自分自身がどう立ち向かうかってのはもう必死ですよね。 絵はフレームの外へ外へと広がり…すごく こう写実性という意味では客観的な写実性は欠けていってると思うんですけどね。

今 写真を絵画風に加工するアプリも人気です。 このアプリでは絵の面白さとか絵の意味っていうのが完成した絵だけではなくて人間が対象のものを見て絵を描いていく過程にも絵の面白さがあるのではないかなと思って実際に 対象のものを見てどこに線を引いて どこをどう塗り潰していくかっていう過程を見られるアプリがあったら面白いんではないかな。 更に このアプリではプログラムに乱数を組み入れ同じ写真でも 揺らぐように毎回違う絵が生まれます。